豊島逸夫の手帖

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金、サーキットブレーカー発動

2026年3月23日

丁度1週間前の月曜日、本欄「金5000ドル割れ、これからどうなる(速報)」にこう書いた。

以下引用

週明けWTI原油先物が100ドル近傍。金は5000ドル割れ。
次の下値抵抗線は4800ドル。その次は4500ドル。
投機マネーが相対的におとなしい金から値動きが激しい原油先物にシフト。
金の長期上昇トレンドは変わらず(KITCO6か月グラフ参照)。短期マネーに大きな動き。

引用終わり

そして1週間後の今日、日本時間朝に金価格は4300ドル台。下値4500ドルは甘かった。午前の段階で売買荒く、取引所ではサーキットブレーカー発動。相撲で言えば水入りだ。

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週末にNYと諸々話し合ったが、連日高値更新の頃の熱気は去った。これまでの「それゆけ、どんどん」の上昇モメンタムは頭の中からdeleteする必要がある。
取りあえずレンジは4000~4800。
これでも歴史的高値圏だけどね。

NY市場では原油高→インフレ再燃→FRB利下げ後退、利上げも→ドル高→金安の発想が定着してしまった。影響力のあるウォラーFRB理事の利下げ慎重発言が効いている。「利上げ」の確率もFED WATCHで今や12.4%。利上げ確率が明示されたことで材料視。利上げは金利を生まない金には天敵だからね。神経質になるよ。

下げは超短期筋のCTA(コモディティートレーディングアドバザー)が主導。アルゴリズムで機械的に売買するゆえ、下げも速いが買い戻しも速い。

更にETFからは資金流出。世界的に個人はリサイクル売り急増中。いずれWGCの需給データで確認されよう。

なお、ここが最も重要なことだが、積立などの長期保有派は買い持ち継続。4000ドル台でも含み益タップリで心の余裕がある。中銀も金超長期保有派。5400ドルまで暴騰したことがスピード違反と受け止めている。年内いずれ6000ドルは達成するとの見通しに変わりはなし。

2026年