2026年6月15日
月曜朝、何ともドラマチックなサッカー。
全くの偶然だが、同点ゴールと前後して、海外メディアでは「米イラン合意」報道が流れ、金はいきなり4300ドルに急騰(KITCOグラフ緑線参照)。

これで「40回目の合意」と言われるが、覚書の内容は未発表。
まぁ、最近は儀式のようなもので、「合意」の報道が流れると株や金が買われる。今回はこれまでより本気っぽいかな。いやいやイラン濃縮ウランの問題はおそらく先送りだろう。等々、市場内には懐疑的な見方と慎重な楽観論が共存する。
まずは速報。
昨晩は米国女子ゴルフツアー唯一のダブルス戦で日本人ペア4組がトップ10入り。朝3時からはドジャーズ戦中継。そして5時からはワールドカップサッカー。仕事で徹夜は慣れているけど、日本選手の活躍でエキサイトする徹夜は悪くないな。今日のランチタイムは昼寝だ(笑)。
日経平均が7万の大台に接近しているので、仕事をさぼるわけにはゆかないマーケット状況だが(笑)。
それから先週金曜夜もSpaceX IPOの初値が付くまで数時間かかり、NY市場の興奮状態も半端なく、米国経済テレビの現場中継に早朝まで見入ってしまったよ。あれだけの巨大IPOの規模になると他の市場の流動性も奪ってしまうね。金の換金売りも典型的な事例だ。手っ取り早くIPOで儲けるために充分儲かっている金のポジションを売り払ってSpaceXに回す。この種の投機資金はIPOの儲けの一部でいずれ金の買い戻しに動くよ。更にマクロ視点ではSpaceXで儲かった巨額のマネーの一部が金に流入する可能性もあろう。これは「買い戻し」ではなく、「新規買い」だ。
さて、金市場を待ち受ける次のハードルは新議長で初のFOMC。
結論から言うと、ウォーシュ議長は今回無難に切り抜けると思う。勿論政策金利は据え置き。「年末まで利上げか利下げか」については明確な指針は未だ出せる状況にはない。
なお、金市場が最も恐れるのは量的引き締め(QT)を拡大する可能性。分かりやすく言えば、量的緩和でバラまいたマネーがまだ6兆ドル強も市場内に滞留して「過剰流動性」と化し、株や金を買いまくっている。そこでパウエル前議長の時代から、そのバラマキマネーを減少、回収する政策がQT。ウォーシュ議長はこのQTを支持しているのだよね。要はおカネをばら撒くために民間から米国債を買いまくった量的緩和政策により、FRB保有の米国債が急膨張。FRBの資産規模が肥大化していることにウォーシュ議長は批判的なのだよ。この点についての議論が今回のFOMCでアジェンダとなるか。いずれFOMC議事録発表で明らかになろう。