豊島逸夫の手帖

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金4400ドル台の攻防に突入

2026年5月28日

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昨晩は原油急落、ドル金利やや下落。金は上がるはずだが、逆に4500ドルを大きく割り込んだ。結局一部投機筋の売り仕掛け。
こういう説明できない下げにより、重要な4500ドル線を本格的に割り込んだ。

It's not pretty!
相場俗語で「ヤバイ」という意味。昨晩NYの連中から何回か聞いた呟きだ。
ワンツーパンチの強烈な下げではないが、ボディーブローみたいに「ずしり」と効く。

勿論、長期上昇トレンドは変わらないが、調整期が長引く可能性あり。
6か月グラフを見ても、上が重い感じ。↓

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なお、下げの背景としてFRB高官たちからの相次ぐ「利上げ」コーラスが挙げられる。
仮に、イラン情勢が一服してもサプライサイドのインフレの後遺症は長引き、インフレは容易に収まらず、FRBとしても労働市場のテコ入れとしての利下げより、物価安定のための利上げを重視する傾向。

トランプ大統領もウォーシュFRB新議長に利下げゴリ押し圧力はかけず、「私を見ず、やりたいようにやれ」と語っている。
まぁトランプ氏とウォーシュ氏の蜜月期間がいつまで続くかとの疑問も消えないけどね。

一方、ドル金利上昇は財政リスクを映す意味もあり、市場の目が金融政策から財政政策に移る時が金価格再上昇のキッカケとなろう。

金市場の緊張感が高まり、筆者のアドレナリンも出始めた(笑)。

(追記)
UBSが2026年末金価格予測を5900ドルから5500ドルに引き下げた。高金利、ドル高傾向を重視している。↓

4304c.png(再追記)
朝にブログを書いてから、アジア時間帯で金は4400ドル割れ。
昨晩NY市場では原油急落、今日は原油急反発。
その間、金は一貫して下げ。整合性ある下げ材料はFRB「利上げ」観測。
FRB高官から「雇用より物価重視」、「期待インフレ率高まり、利上げで抑え込む必要性あり」などの発言が相次ぐ。
金市場は「FRB利下げ」を期待していただけに、この金融政策Uターン現象の影響は強い。

なお、政策金利据え置きでも物価上昇率が高まると、実質利上げ効果となる。
ドル金利上昇の結果、外為市場でドル高傾向が強まると、これも金には逆風。

と、まぁ弱気説書いてきたが、あくまで長期上昇トレンドの中の調整局面だからね。
テクニカルには200日移動平均線上をさまよう展開なので、朝書いたように調整局面は長引きそう。

2026年