豊島逸夫の手帖

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あっさり5000ドル回復

2026年2月4日

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投機筋の売り攻撃も虚しく、金価格は5000ドルを回復した。
振り返れば、先週後半、相場急落から僅か6日間の出来事であった。まだ余震はあるだろうが。

今後もこのような短期乱高下は頻繁に起こるであろう。
高度5千メートルの上空で、プロ同士が空中戦を演じるようなものだ。

昨日は日経平均が最高値を付けた。
解説者が「貴金属価格急落で、株式市場のセンチメントが向上」と語っていたのが印象的。「金価格がムードメーカーになっているのね」と思いきや、その時点(昨日4時頃)金価格の上昇ペースは加速していた。

結局、今回のドタバタ劇の主犯はAIの売買。
今や、NY市場の金売買ではAIの売りか買いかの判断が普及しつつある。
それゆえ、買いが買いを呼び、売りが売りを呼ぶ展開になりやすいのだ。

なお、ファンダメンタルズについて重要なのは、やはりウォーシュ次期FRB議長の言動。
それにしても、米国は財務長官とFRB議長がヘッジファンド出身という、これは国柄なのだね。
しかもカリスマ投資家ドラッケンミラー氏の薫陶を受けている。

さて、日本の投資家はこの高値圏でどのような行動をとっているのか。最も印象に残ったのは、サッポロ・サテライト・オフィスを持つので札幌での話。
豪雪1メートルを超え、まともに歩くのもままならぬ状況。にもかかわらず、現地の有力地金商には100人近くが押し寄せ、整理券を配る騒ぎが続いているそうな。
地元のテレビが「金を買う方法」なる特集を放送したら、そのYouTubeのアクセスが15万回を超えたとか。北海道の地方局だよ。

ところ変わって米国。
Wallstreetbetsという掲示板投資家軍団がネットで寄りあい行動している。ちょっと覗いてみたら、シルバーについて議論していた。
要は、「団結してシルバーを買おう」と気勢を上げているのだ。
試しに私が「silver,my love!」と書き込んだら、即、同意の反応が。
米国の銀買いブームの一端を見た。単価が安いから、一般個人のちょっとした投資というよりギャンブルの手段に化しているね。とは言え数は多いので、個人投資家集団がNY銀価格に影響を与えるまでになっている。日本のFXを想起する事態だ。いずれ米国にもFXならぬSXができるのでは。
但し、レバレッジつけたら最悪、地獄、運良ければ天国を味わうことになろう。
まぁ、とにかく銀市場と金市場では客筋が全く異なることだけは確認できた。

なお、Xの筆者アカウント@jefftoshimaも覗いてみて。
何やらにぎわっているよ。
返信欄にしつこく私のアイコンを使ったなりすましが出没しているので注意してね。
ブログの読者が引っ掛かるとは思えぬ手口だが。

YouTubeは選挙期間中、制作係が超多忙ということで、来週配信予定になった。こちらは草食系投資を標ぼうしている私のやり方とは対照的に、肉食系投資軍団が気勢を上げているので、私は冷静に1か月1回程度配信しようかと思っているところ。

2026年