2025年12月31日
12月30日の金価格は、このKITCOグラフ緑線の如く4300ドル台で推移した。

銀は74ドル台。プラチナは2100ドル台。
いずれも歴史的高水準だが、さすがに用心深い展開になっている。
これが筆者の言うところの「健全な」局面だ。
とは言え、ここに来て物騒な地政学的リスクが勃発している。
・中国軍の台湾封鎖軍事演習
・プーチン公邸をウクライナ無人機攻撃とのロシア側批判(停戦交渉は遠のいた)
・ベネズエラ関連では米国が初の陸上攻撃とのCNN報道
・中東情勢もイスラエル・イランが相変わらず一触即発を連想させる
特に台湾問題は日本人投資家にとって切迫感がある。NY市場でも日中関係悪化が議論されるようになった。
いつものことだが、金は長期保有して役立たないのが一番。しかし、役立ってしまうかもとの懸念が漂う。日本国内の世論も国内問題ばかりで、アジアの中の日本(中国、ロシア、北朝鮮との関係)が、今やどれだけ危険な状況であるかについては関心が薄いように見える。永田町の政治的思惑ばかりが先行する事態は危うい。
米の値段が国民生活に与える影響は分かるが、日本人の命の問題の方が遥かに重い。中国軍事演習の流れ弾でも飛んでこないと、この国民意識は変わらないのだろうか。
なお、国際金価格は1月2日以降、世界の主要市場で2026年の取引が開始される。米失業保険申請数だとか、12月FRB議事要旨だとか、正月も普段と変わらぬ取引が続く。
それでは良いお年を。筆者は爆睡正月になりそう(笑)。