豊島逸夫の手帖

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トランプ発言で金急反発

2026年6月12日

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今朝の日経新聞朝刊の金に関する記事の見出しは「金、7カ月ぶり安値 一時4020ドル台 米利上げ観測で」。
しかし、今朝起きてみれば金価格は4200ドル台。何があったのか。

昨日注目されたPPI(生産者物価指数)は大きなサプライズもなく通過。
その後、飛び出したのが「今晩予定のイラン攻撃、キャンセル。合意の動きがイラン側に認められる。」とのトランプ発言。

市場はただちに反応。原油・金利・ドルは急落。金と株は急反発。
またもやトランプ大統領に振り回された。
まぁ金は4000ドル割れを回避できたので結果オーライだが、それにしても米大統領発言のたびに乱高下を繰り返すマーケットは情けない。これが現実ゆえ、受け止めねばならない。

さて、今後要注意なのは来週開催のFOMC。ウォーシュ新議長のデビュー戦。政策金利は据え置きとなろうが、問題はウォーシュ発言。
トランプ大統領は「I love inflation」と言って憚らないが、FRBとしては容認できるところではない。マーケットとしては新議長の本音を聞きたいところだが、同氏は中央銀行関係者が今後の金融政策についての意見を講演でベラベラ喋ったり、ドットチャートで金利予測を並べて見せたりすることに反対の意を表している。専門用語ではフォワードガイダンスに反対なのだ。マーケットは新議長の限定的な発言から推測せねばなるまい。様々な解釈が乱れ飛び、市場がかく乱される事態が懸念されている。金に関しては利上げに何らかの言及をするだけで、下げ圧力がかかろう。現状ではマーケットは年内1回の利上げを織り込んでいる。

このような状況下で金価格はかろうじて4000ドル割れを回避したが、まだまだ安心できる段階ではない。但し、しつこいようだが年後半は新高値を見込んでいる。

それから為替。
昨晩のトランプ発言は日本の金融当局にはありがたかったことであろう。ドル安圧力をかけてくれたのだから。とは言え159円台がやっと。今朝は160円台に戻っている。とにかく円相場は160円で膠着。昨日など終日殆ど動かなかった。為替ディーラーもヒマなことであろう。来週、植田総裁病欠の中で異例の決定が見込まれる日銀利上げばかりを話題に語っている。

時あたかも、欧州中央銀行は3年ぶりに0.25%の利上げに踏み切った。
金価格にはFRBの利上げが先述の如く大きな問題である。

筆者にとって大きな話題は6月が旬の北海道のウニ!
香るようなウニを大胆に柵ごとがっつりいただく。待ち遠しい(笑)!

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2026年