2026年4月16日
今月21日に次期FRB議長の議会承認のための公聴会が開催される。
これは最近ドル金利動向に敏感になっているNY金市場にとって大きな材料になり得るので要注目。
同氏はもともとタカ派と見られていたが、トランプ大統領の指名により、利下げを検討するのか、或いはあくまで自説を通すのか。
仮に同氏が明確に利下げに言及すれば、金価格を数百ドル上げる影響が考えられる。同氏はAIによる生産性向上を考慮すれば、利下げの余地も有りとの議論を展開する可能性がある。
とは言え、同氏は量的緩和政策には批判的で、その理由からFRB理事を辞した経緯もある。そもそもFRBの肥大化に批判的だ。FRBの資産規模が一時は9.5兆ドルに達し、QT(量的引き締め)で6.5兆ドルまで減らしたが、それでも歴史的には極めて高水準だ。そこで同氏が更なるQT継続に言及すれば、株にも金にも下げ材料と化す。所謂「過剰流動性相場」に水を差すことになろう。
更に、同氏は名指しでFRB理事らを批判してきた過去もある。それが今やFRB理事や地区連銀総裁の面々をまとめる立場になるのだ。「遺恨試合」ともなりかねない。
金市場にとってはイラン戦争以上の影響を受けるケースさえ考えられる。それほど今の金市場は有事より金利で動くからだ。
久しぶりに筆者のアドレナリンも出始めたところだ(笑)。