2026年3月27日
米国もイランも絶対に長期化は避けたい(避けねばならぬ)が、おいそれと妥協も絶対にできない。トランプ氏が「両国協議中」と言えば、イランは「否、協議は無いが協議への道はある」と対抗する。
どちらかがより強い口調で非難すれば、直ちにWTI原油価格が上がり、インフレ懸念により米利下げへの道は遠くなり、今やインフレ対策としてのFRB「利上げ」がメインシナリオに変わり、金は売られる。
地政学的リスク(有事リスク)による有事買いではない。金利が付かない金にとって「利上げ」は天敵ゆえ、売られているのだ(イラン戦争で本当に核兵器が使われるような事態になれば、有事の金買いが復活しよう。考えたくもない話で、書くのにも抵抗感があるが)。
昨晩の金売り第三波も、所謂「現金は王様、とばかりの全て現金化」とか「株の損を金の換金売りで埋める」の類ではない。
原油高に関しても米国は原油生産大国ゆえ余裕がある。勿論戦争は大問題だが、日本側が想像するほどの「有事」感覚は感じられない。「遠い戦争」で米国兵の死亡者数も未だ限定的だ。
そのような状況ゆえウォール街の関心はずばり「マネーの金利」。トレーダーの成績は市場の金利より、どれだけ多く儲けたかに尽きるのだよ。
米10年債利回りが短期間で30bpsも急騰した。これでドル高も加速。金売りを誘発する一因ともなった。
あれこれ話が長くなったが、昨晩は米国とイランの主張の隔たりが発火点となり、上記の理由で4300ドル台への売りが進行した(KITCOグラフ緑線参照)。

金価格動向を下の一年グラフで見ると、うーむ、4300ドルゾーンが常態化すれば、調整期間はより長引く。こればかりは米国とイランによるので読めない。

毎回くどいようだが年内6000ドルは変わらない。
長期価格傾向はファンダメンタルズで読めるが、短期傾向は投機筋の思惑によるので読めない。
なお、池ちゃんとのYouTube後半が配信された。結局二人とも考えていること(相場観)は同じなのだよね。何を言っても失うものはない私が「弱気派」を演じて、議論をヒートアップさせた方が面白かったかな~。
【2030年1万ドル】ゴールドが上がり続ける「3つの理由」と長期展望を徹底解説/金は「草食投資」「ガチホせよ」《豊島逸夫×池水雄一×大橋ひろこ》
なお、今日の写真はメロンパフェ!

ここのところ心身ともに疲れ果てたので、気の置けない若いのを誘って、パフェを食べながら、ワイワイ、メジャーリーグ開幕の話をしながら気分転換したよ。フゥ。。。。
最後にNYの連中は今週末に何が起こるか非常に警戒しているよ。
追記
メジャーリーグ開幕戦見ながら書いていたら、この記事紹介するの忘れていた。トルコは経常的に金を売ったり買ったりしている国。湾岸諸国とは違う。
トルコ中銀、イラン戦争開始以降に約1.3兆円の金準備取り崩し