2026年1月7日

昨晩はNY時間で金4500ドル、銀80ドルを、いずれも瞬間タッチ。今日のアジア時間では反落。プラチナも高値は2470ドル近傍であった。
ベネズエラという地政学的要因は一過性ではなく、今後が読めないので、投機筋の買い材料としては好都合と言える。
銀とプラチナは売る材料が見当たらず、「だったら買おうか」という気分。
とにかくNYの仲間たちと話していても、上昇の理由など話題にならない。上げのモメンタムに乗って、どこまで行くか。出口はどのあたりに設定するか。投機筋とはそういう連中なのだ。
日本人に接する機会がないので、筆者にあれこれ日本の事情などを聞いてくる。
人事異動で昨年銀やプラチナ担当になったというような奴らばかり。株式や債券部門からの異動につき、貴金属についての知見もなく、教えるのも一苦労。
それでもAIのトレーディングプログラムを使い回して、日々の売買をこなしている。
同じようなAIを使うので、買いが買いを呼ぶ展開になりやすい。NY金市場の実態は大きく変わったよ。日本ではあまり知られていないけどね。
NY市場に多くいた貴金属専門家は、殆どがドッドフランク法で首切られてしまった。
リーマンの教訓で原油や金の自己勘定売買を規制したので、殆どの米金融機関は金担当者を解雇してしまったのだ。それゆえ、筆者が師匠としてあれこれ聞かれる次第。
筆者も自分の知的財産を後輩たちに伝えてゆくのが使命と思っている。
何せ、過去にNYMEXで働いた日本人は私一人だけだから。

なお、1月9日(金)午後7時半から、BS-TBSの「報道1930」に生出演して金をじっくり語る。他の出演者は早川元日本銀行理事、伊藤さゆりニッセイ基礎研究所常務理事、そしてパックン。
金もこういう討論系の番組のテーマになるようになったね。
私は例によって、出たとこ勝負(笑)。