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金価格が下がる理由とは?下落タイミングと要因を解説

近年の金価格高騰を見ると、金は値上がりしやすい資産というイメージを持つ方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実際にはさまざまな要因によって、今後下がることも考えられます。

この記事では、まず金価格が下がりやすいタイミングを把握し、チャートから主な下落局面を確認、それらの要因を解説します。

    この記事のポイント

  • 金価格の下落には複数の要因がある
  • 大きな下落局面では複数の要因が重なっていたと考えられる
  • 投資商品や投資タイミングを分散させることでリスクを抑えることができる

金価格が下がる理由と下がりやすいタイミング

まず、金価格がどのような要因で下がりやすくなるのか確認していきましょう。

実質金利の上昇

実質金利とは、名目金利(表面上の金利)からインフレの影響を差し引いた後の金利です。例えば、金利が3%で物価上昇率が1%であれば、実質的に2%分資産が増える計算になります。

一般的に金には利息や配当が付かないため、実質金利が上昇すると利回りのある資産の方が魅力的に見え、金は選ばれにくくなります。よって、金価格が下がりやすいタイミングは、好調な経済指標をきっかけに利上げ予測が広がった時や高金利が長期化すると見られた時などを挙げることができます。

ドル高の進行

国際市場において金は主にドル建てで取引されるため、ドル高が進むとドル以外の通貨では金が割高に見え、買いが弱まる傾向があります。こうした動きはアメリカの景気が好調と見られる時や金利の上昇が見込まれドルが買われる局面で起こりやすくなります。

また、日本国内で金を売買する際の金価格は円建てのため、円高が進めば国内金価格が下がる要因になります。

先行き不安の後退

金が安全資産とされる背景には、先行きの不透明感から「現物を保有してリスクに備えたい」という心理が働いています。そのため、国際情勢の緊張が和らいだ時や景気が落ち着きそうと見られた時などは、買われる勢いが弱まります。

逆に、地政学的リスクやインフレ懸念、景気や市場への不安が強い時に買われる傾向があります。

需給の変化

金価格は需要と供給のバランスによっても動きます。需要面では、宝飾品や投資目的の購入が鈍ると価格が下がりやすくなります。特に、金ETF(上場投資信託)の売却や大口投資家の売却が重なると下落に拍車がかかることがあります。

供給面では、鉱山生産やリサイクルによる供給量の増加や各国の中央銀行が売却に動く局面では、市場への供給が一気に増え、価格が下がる要因になります。

利益確定売り

短期間で金価格が大きく上昇した時は、利益を確定するための売りが出やすくなります。これ以上の上昇を待つよりも一旦売却して利益を確保するという動きが広がるためです。そのため、価格を下げる要因がなくても大きな上昇の反動で価格が下がることがあります。
こうした動きは高値を更新した直後や短期間で急騰した局面で起こりやすく、急騰後に反落する流れは金価格下落の典型的なパターンと言えます。

金価格チャートで下落局面を確認する

金価格は上昇することもあれば、大きく下落することもあります。チャートを見ると、特に1981年頃や2013年から2015年頃の海外金価格に下落が見られます。ここでは1章で見た下落要因と重ねながら、その動きを確認していきましょう。

出典:三菱マテリアル ゴールドパーク 金価格推移 長期(1978年~2026年4月)

1980年代の急騰後の下落

1979年末、高インフレや国際情勢の緊張を背景に金価格は急騰しました。その後、インフレ抑制を目的としたアメリカの大幅な利上げにより、政策金利が20%に近い水準まで上昇したことも下落の要因になったと考えられます。

更に、インフレが徐々に落ち着き始め、先行きへの警戒感も弱まったことから安全資産として金が買われにくくなった側面もあります。もともと短期間で大きく上昇していた反動とも重なり、金価格は急騰後に大きく下落したと考えられます。

2013年から2015年頃の下落

FRB(連邦準備制度理事会)が資産購入の縮小方針を示したことなどを背景に、アメリカで実質金利が上昇したことが大きな下落要因と考えられます。

また、2013年頃は欧州債務危機などの強い不安感が若干後退し、アメリカ景気への見方が明るくなっていました。そのため、守りの資産として金を保有する需要も薄れていたと言えます。

なお、金は2002年頃から長い上昇相場が続き、2011年には当時の最高値を付け、その後も高値圏にとどまりました。そこに実質金利の上昇と先行き不安の後退が重なったことから、相場急騰後の反動も出やすくなり、大きな下落につながったと考えられます。

金価格の下落が気になる時の考え方

金価格は、実質金利や為替、先行き不安、需給など複数の要因が重なって動きます。そのため、高値圏にあってもその後の値動きは一様ではありません。短期的に下落することもあれば、高値圏で推移することもあります。「今買って、その後に下がったらどうしよう」と迷ったり、下落し始めた時に「このまま下がり続けるかもしれない」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。短期の値動きだけでその後の見通しを判断するのは難しいものです。

金に投資する際は、金だけではなく、株式や債券などほかの資産にも分散して投資することが大切です。資産ごとに値動きの特徴が異なるため、ひとつの資産が下落したとしても、別の資産は横ばいで推移したり、上昇したりすることがあります。資産を分散することで保有する資産価値の下落が抑えやすくなるのです。

また、一度にまとめて購入するのではなく、純金積立のように購入するタイミングを分散する投資方法を選べば、購入単価を平準化できるため、高値づかみや下落への不安も和らげることができるでしょう。

金を保有する方法

金を保有する方法には、金地金(インゴット)や金貨を購入するほか、金ETFや純金積立などがあります。ここでは、金地金(インゴット)や金貨を実物資産として保有する方法と純金積立のように少額から始められる方法を見ていきます。

金地金(インゴット)や金貨の現物で保有する方法

金地金(インゴット)や金貨を購入する方法とは、金そのもの(現物)を実物資産として保有することです。ご自身の資産を形ある金として手元に持てるため「目に見える安心感がある」と感じる方も少なくありません。

ただし、現物を保有する場合は購入時にまとまった資金が必要です。また、自宅で保管する場合は防犯対策が必要になり、貸金庫などを利用する場合は利用料も必要です。こうした特徴や注意点を踏まえ、ご自身に合った方法かを検討しましょう。

純金積立で少額から始める方法

金投資は、まとまった資金がないと難しいと思われがちですが、純金積立のように少額から始める方法もあります。

そもそも積立投資には定額積立と定量積立というふたつの方法がありますが、初心者の方にとって始めやすいのは毎月任意の金額を設定する定額積立です。一定金額を定期的に積立購入するドルコスト平均法は、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入するため、購入単価が平準化され、高値づかみのリスクを抑えながら購入することができます。純金積立はドルコスト平均法のメリットを受けられる投資方法のひとつです。

一方、定量積立は毎月任意の量を設定し購入していくため、どれだけの量を保有しているのかが把握しやすい方法です。ただし、価格が上昇するとその分購入額も増えるため、月ごとの負担額が大きく変動することになります。

なお、三菱マテリアルの「純金積立」ではドルコスト平均法による定額積立を利用した「月額積立購入」のほか、ボーナス月に追加購入する「ボーナス月プラス積立購入」、任意の月に追加購入する「月間スポット積立購入」のサービスもあります。

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純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー

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これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。

しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。

三菱マテリアルは明治29年(1896年)から100年以上にわたって金の製錬に取り組んできた歴史があり、国際基準の高い品質を保証しています。

マイ・ゴールドパートナーでは金だけではなくプラチナや銀の積立もでき、月々3,000円から無理のない範囲で積立購入ができるほか、年2回まで任意の月を指定して、月額積立購入金額に加算できるボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入にも対応しているため、ご予算に応じて無理なく購入できます。

年会費は800円、積立購入手数料は1,000円につき26円(消費税込)または31円(消費税込)、ボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入の場合には手数料がかかりません。

保管料は消費寄託預かりでは無料、混蔵寄託預かりでは有料です。口座管理料はかかりません。

積み立てた金は金地金で現物を受け取ったり、金貨で返還を受けたり、市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けることができます。

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まとめ

金価格は実質金利の上昇やドル高、先行き不安の後退、需給の変化、利益確定売りなど複数の要因が重なって下落します。これらの要因が複雑に絡み合うため、値動きを予測することは困難です。そのため、金だけに集中して投資するのではなく、金とは異なる値動きをする資産に分散して投資することに加え、投資タイミングも分散させることが大切です。

ドルコスト平均法を利用した純金積立は、少額から始められるだけでなく、購入単価を平準化して価格変動リスクを抑え、相場変動に左右されにくい、長期投資方法と言えるでしょう。

※本記事は投稿時の情報です