金の手軽な投資方法として注目を集めている純金積立。一言で純金積立と言っても多くの運営会社が取り扱っているため、その中から自分に合った運営会社を選ぶのはなかなか難しいものです。今回は純金積立の運営会社を選ぶポイントについてご紹介します。
純金積立の購入方法は月々の月額積立購入が基本になりますが、どの程度の金額から積立購入をはじめられるかは運営会社によって異なります。また、月額積立購入以外にスポット購入ができるかどうかなど、サービス面も重要なポイントです。運営会社によってはその日の価格で購入できる当日スポット購入や、三菱マテリアルのように任意の月に購入できる月間スポット積立購入がある運営会社もあります。スポット購入ができると相場の動きを見ながらご自身で判断して金を買い増すことも可能になります。そのほか毎月の積立購入に加え、ボーナス月に積立購入金額を増額することができるボーナス月プラス積立購入を取り扱っている運営会社もあります。
純金積立で貯まった金を清算する方法は、基本的に金を市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けるか、金地金(インゴット)として受け取るかの二つがあります。また運営会社によっては、金貨で返還を受ける方法もあります。
純金積立では、年会費や月額積立購入には積立購入手数料が必要となります。例えば、金やプラチナなど複数の貴金属を積み立てたい場合、口座(契約)の必要数やそれにかかる年会費など、費用は運営会社によって異なりますので事前によく比較しておきましょう。また、手数料がかからない当日スポット購入や月間スポット積立購入のサービスがある運営会社もあり、なるべく費用負担の少ない運営会社を選ぶことが重要です。
最近はインターネットで金の購入ができる運営会社も多くあります。取引履歴や所有する貴金属の残高確認、日々の価格をチェックなど便利なサービスが充実しています。パソコンの操作に詳しくなくても、相談できるコールセンターや店舗がある運営会社を選べば便利で安心でしょう。例えば三菱マテリアルの場合、フリーダイヤルのほかに主要都市に直営店を展開しており、金の専門知識を持つアドバイザーが常駐しているので相談しやすいのではないでしょうか。
近年注目を集めている純金積立ですが、多くの運営会社によって商品内容や手数料はさまざまです。これまで述べたポイントを参考に運営会社を選びましょう。ただし、一番重要なのはご自身が信頼できる会社を選ぶことです。大切な資産を預ける会社ですのでホームページや資料請求で商品内容をよく確認して、納得できる運営会社を選びましょう。
次回は、純金積立の寄託方法である「消費寄託」と「混蔵寄託」についてご紹介します。