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純金積立と新NISA(つみたて投資枠)はどっちがおすすめ?それぞれのメリットやおすすめな人とは

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2024年からスタートした新NISAは、従来のNISAから大幅に税制優遇措置が緩和されたことで注目を集めています。

これから投資を始めてみようと考えている方も多いと思いますが、堅実な投資の基本はリスク分散を講じておくことです。

特に新NISAの「つみたて投資枠」は堅実な資産運用方法のひとつとして注目されていますが、その他の投資方法として純金積立も有力な選択肢として挙げることができるでしょう。

本記事では純金積立と新NISA(つみたて投資枠)のメリットやデメリット、おすすめしたい人の特徴などもあわせてご紹介します。

純金積立とは

純金積立とは金投資方法のひとつで、あらかじめ設定した月々の積立購入金額をドルコスト平均法で購入します。

購入する金の量を設定するのではなく、あらかじめ月々の購入金額を指定しておき、その金額分の金を積み立てて購入していくという方法のため、預貯金感覚で堅実に資産形成できるという特徴があります。

純金積立のメリット

純金積立の主なメリットは以下の3点です。

まとまった資金がなくても始められる

金地金や金貨といった現物を購入する場合、まとまった資金が必要です。しかし純金積立は手元にまとまった資金がなくても預貯金感覚で始められます。

金相場の価格変動リスクを軽減できる

ドルコスト平均法によって、金の量を設定して購入するのではなく、一定の金額を設定して購入することから、金の価格が安い時には多く、高い時には少なく購入するため、長期的に見れば購入単価が平準化され、安定的な運用を期待できます。

現物の保管・管理が不要

純金積立は運営会社が保管・管理を行ってくれるため、盗難や紛失のリスクを大幅に軽減できます。

純金積立のデメリット

純金積立のデメリットとして挙げられるのは以下の3点です。

手数料がかかる

純金積立を始めるにはサービスを提供している運営会社によって異なりますが、年会費や積立購入手数料、保管料、現物引出手数料、送料、口座管理費などの手数料が発生します。

リアルタイムでの取引ができない

純金積立は運営会社が発表する小売価格(通常は1日に1回の発表)が適用されます。株式のように相場の変動に応じてリアルタイムで取引を行うことはできません。

短期で大きなリターンを得るのは難しい

金は相場の変動幅が小さく暴落するリスクが限定的であるといったメリットがある一方、価格が急上昇するケースは限られているため、短期間で大きなリターンを得ることは難しいというデメリットもあります。

新NISA(つみたて投資枠)とは

新NISAとは、2024年から始まった新しい税制優遇制度です。2018年からスタートしたNISA制度は2023年で終了し、現在は新NISAへ移行しています。

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠が存在し、以下のような違いがあります。

 

つみたて投資枠

成長投資枠

年間投資枠

120万円

240万円

非課税保有期間

無期限

無期限

非課税保有限度額

1,800万円(内、成長投資枠は1,200万円まで)

投資対象商品

長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
(従来のつみたてNISA対象商品と同様)

上場株式・投資信託など

2018年に始まったNISA制度では「つみたてNISA」と「一般NISA」という枠があり、つみたてNISAは年間投資枠が40万円、一般NISAでは120万円までとなっていました。

しかし、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という名称に変更となり、つみたて投資枠では年間投資枠が3倍へ拡充されています。

さらに、従来のNISA制度との違いとして、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用も可能となったことや非課税保有期間が無期限化、口座開設期間が恒久化されたことなども挙げられます。

新NISA(つみたて投資枠)のメリット

新NISA(つみたて投資枠)の主なメリットは以下の3点です。

まとまった資金がなくても始められる

新NISA(つみたて投資枠)も純金積立と同様、まとまった資金が手元になくても投資を始められます。

金融機関や証券会社によっても最低積立金額は異なりますが、安いところでは月100円から対応しているケースもあります。

税制優遇措置を受けられる

新NISA(つみたて投資枠)の最大のメリットは、税制優遇措置を受けられることです。

通常、株式や投資信託の場合、配当金と譲渡益に対し一律20.315%の税金がかかります。

しかし、新NISA(つみたて投資枠)は個人が投資を行う際に年間120万円の投資枠が設けられており、この投資により得られた利益は非課税扱いとなります(非課税保有限度額1,800万円)。

先に紹介したとおり「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用が可能です。新NISA(成長投資枠)の年間240万円の投資枠とあわせて年間最大360万円までの投資に対する利益を非課税扱いにすることができます。

厳選された銘柄で安心

新NISAのつみたて投資枠では、金融庁が選定した銘柄の投資信託のみを購入できます。

いずれも長期の積立・分散投資に適した銘柄が揃っており、個別の株式や一部のアクティブな投資信託銘柄に比べて安定的な資産運用ができるよう選定されているようです。

新NISA(つみたて投資枠)のデメリット

新NISA(つみたて投資枠)のデメリットとして考えられるのは以下の3点です。

金関連の銘柄がない

新NISAのつみたて投資枠では金関連の銘柄がないため、金の購入はできません。

年間投資上限額がある

新NISAのつみたて投資枠では、1年間で投資可能な上限額が120万円までと決められています。1か月に換算すると10万円までで、それ以上は税制優遇措置を受けられません。

短期で大きなリターンを得るのは難しい

新NISAのつみたて投資枠で購入可能な投資商品は、長期投資に適した投資信託銘柄に限られています。

個別の株式に比べると相場の変動幅が小さく安定的な運用が可能ですが、短期間で大きなリターンを得ることは難しいというデメリットもあります。

純金積立がおすすめな人は?

新NISAと比較した場合、純金積立は価格変動リスクを最小限に抑えることが可能で守りの資産運用をしたいという人におすすめの投資商品と言えます。

金は株式や投資信託とは異なり、資産そのものの価値が大きく揺らぐことのない実物資産です。

例えば、株式を保有していたとしても、その企業が倒産したり業績が大幅に悪化したりすると株価が暴落し、資産を失うリスクがあります。

しかし、純金積立の場合は金という現物そのものに価値があるため、株式などのリスクを補填し、資産が大幅に目減りすることを防げる可能性が高いのです。

新NISA(つみたて投資枠)がおすすめな人は?

新NISAのつみたて投資枠は、税制優遇によって利益を最大化したいと考える人におすすめの選択肢のひとつと言えます。

株式や投資信託では、利益に対して一律20.315%の税金が課税されますが、新NISAのつみたて投資枠であれば年間120万円までの投資分に対する税金は免除されます。

そのため税制優遇の恩恵を受けたい方にとって新NISAはおすすめの選択肢と言えるでしょう。

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まとめ

純金積立も新NISAのつみたて投資枠も、手元にまとまった資金がなくても少額から始められるというメリットは共通しています。

しかし、すべての資産を特定の投資商品に集中させてしまうと相場の暴落などによって資産を失うリスクもあります。

金は現物そのものに価値があることから、不況時や紛争、世界経済が不安定な時でも価値が失われにくく、有事に強い資産として知られています。

リスクを分散し大切な資産を守る意味でも、新NISAと並行して純金積立も始めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は投稿時の情報です