実物資産への投資は何に投資するのがよい?

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安全資産として注目を集めている資産への投資ですが、そのなかでも何に投資するのが良いのでしょうか?実物資産の種類と特徴を踏まえて考えてみましょう。

実物資産に投資する方法

実物資産にはさまざまな種類がありますが、個人で実物資産に投資する場合、一般的に二つの方法があります。一つは土地や建物などの不動産を購入する方法で、もう一つは金・プラチナ・銀などの貴金属を購入する方法です。

不動産に投資する

不動産は購入後に価値が上がった場合に売却し利益を得る方法のほか、賃料で利益を得る方法もあります。賃料の場合は毎月収入を得られる一方で、購入金額分の利益を得るまでには数年から数十年の歳月が必要になります。

不動産投資には、大きく分けると三つの方法があります。個人で不動産を購入し、オーナーとして賃料収入を得る「現物不動産投資」、一つの物件を複数の投資家が共有持分権を持つ「小口化不動産投資」、J-REIT(不動産投資信託)などのファンドを購入する「証券化不動産投資」という方法です。

実物資産への投資では現物不動産投資と考えることができますが、これには、火災や地震などの自然災害リスクが潜んでいることを認識しておく必要があります。 また一番の問題は購入金額が高額である点です。安くても数百万、物件によっては数億の現金が必要になるため、不動産屋で即座に現金購入というのはなかなか難しいでしょう。

不動産投資をするには多額の資金や例えば固定資産税などの専門知識が必要となり、何より災害へのリスクを認識しておく必要があります。

金・プラチナ・銀など貴金属への投資

金・プラチナ・銀などの貴金属への投資は、購入後に値上がりした時点で売却すれば利益を得ることができます。ただし、不動産投資のように賃料で毎月の収入を得ることはできませんし、金地金(インゴット)や金貨は小さいものなので盗難のリスクが発生します。
しかし、購入した貴金属を信用できる銀行の貸金庫や運営会社に預けるということであれば、盗難はもとより火災や地震などの自然災害リスクを心配する必要もありません。何より貴金属への投資、なかでも純金積立は、不動産と違い月々数千円の少額から始められるのが利点です。もちろん多額の投資も可能です。
初心者が実物資産に投資するのであれば金・プラチナ・銀などの貴金属を口座開設が簡単な純金積立で始めるのがおすすめです。

投資上級者なら不動産、初心者なら純金積立から

安全資産として実物資産に投資するのであれば、不動産への投資は資金に余裕のある上級者向けと言えるでしょう。初心者が実物資産に投資するのであれば、金・プラチナ・銀などの貴金属が良いでしょう。なかでも投資方法としては純金積立がおすすめです。純金積立であれば、口座開設も簡単ですし、少額からの投資も可能で盗難のリスクもありません。運営会社によって手数料や積立方法が変わってきますので、始める前によく確認して、ご自身で納得できる運営会社を選ぶことが重要と言えます。

次回は、純金積立で金・プラチナ・銀などの貴金属を毎月購入する「ドルコスト平均法」の仕組みついてご紹介します。

  • 本記事の内容は記事公開時(2016年11月)の情報です。