豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

ベッセント・サプライズ、金4500突破

2026年8月20日 一昨日、本欄で日米財政赤字膨張を危惧、日米長期国債売り叩き、日米長期金利急上昇が悪い金利上昇となり、金が買われていることを詳述した。 日米長期金利上昇の連鎖、金市場では買い要因に この現象がドイツ、フランスなど欧州国債にも波及。結局、主要国は膨大な公的債務を抱えていることが改めて印象付けられた。特に「米連邦債務が初の40兆ドル突破、財政危機に警鐘」などと報じられ、中間選挙を控...
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深夜の金談義

2026年8月19日 昨晩はNYの連中とZoomで、あれこれと金価格動向について意見交換した。いろいろな見方はあるが、ほぼ共通しているのが短期波乱、長期上昇というシナリオ。筆者は短期筋の投機的売買で日々乱高下を繰り返しつつ、徐々にレンジの底値を切り上げるという見解を述べた。 これに対して異論もあった。公平を期すために紹介しておく。曰く、「Jeff、チャートで見ると、まだ下値調整は終わっていないよ」...
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日米長期金利上昇の連鎖、金市場では買い要因に

2026年8月18日日本では高市積極財政への懸念と円安を視野に日銀がより積極的な利上げを迫られる状況で、長期金利(新発10年債)が2.945%と1996年9月以来30年ぶりに高さに上昇。この日本での円金利上昇が米国債券市場にも波及。米30年物国債が売られ、19年ぶりの5.3%台を記録。日本は最大の海外米国債保有国ゆえ、NY債券市場は日本の機関投資家の米国債売却、或いは買い控えを警戒する。NY市場で...
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今年もジャクソンホールの季節に

2026年8月17日  お盆を過ぎて、今年もジャクソンホール中央銀行フォーラム開催の時期になった。今年は8月27~29日。昨年はパウエルFRBの利下げが話題となり、金急騰を招いた(昨年の本欄参照)。ジャクソンホールでのパウエル講演後、金急騰だが。。。 今年は打って変わって、ウォーシュ新議長の利上げの可能性が注目される。直近の雇用統計やCPIの結果が想定より弱めに出て、利上げ確率も33%まで下がって...
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UBS、2027年1-3月期、金5000ドル予測

2026年8月14日  UBSの論拠は以下のとおり。1.足元で抵抗線であった4250ドルを突破したこと。その背景には中国の金買いとETF関連のマネーの流れが流出から流入に転じたことが挙げられる。 2.外為市場での米ドルの動きは短期的に底堅いが、米国経済の国際収支と財政両面での赤字は構造的要因でドル安の余地がある。米ドル以外の通貨への分散運用傾向は金市場にとって強い追い風だ。 3.短期的に金価格のボ...
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CPI無事通過、これからどうなる

2026年8月13日 注目の7月米CPIは前年同月比3.4%上昇。6月(3.5%↑)からは鈍化したが、市場の事前予測どおりの結果。食品とエネルギーを除くコアも2.5%上昇で市場予想どおり。ガソリン高の一服が抑制要因となり、インフレへの過度な懸念を和らげた。FED WATCHの利上げ確率も9月FOMCでの利上げ確率が発表前の48%から40%まで下がった。 とは言え、まだ4割は利上げを予測しているわけ...
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CPI待ちの間、金放談

2026年8月12日 金価格は徐々に価格水準上昇中だが、今晩はCPI発表の日。金市場に限らず、株・債券・外為もCPI待ちの状況。今週に入り、金価格は概ね4300ドル~4400ドル近傍の展開でCPIを待つ。 さて、今日はざっくりと世界金需給の変貌を見てみよう。2018年と2025年の比較。宝飾需要が2018年の2263トンから、2025年の1543トンへ大幅減少。対して投資需要は1167トンから22...
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米雇用統計悪化で金急騰

2026年8月10日 7月雇用統計発表。雇用者数は前月比2万3000人減。8万人増加の市場予想に反して、5か月ぶりのサプライズ減少。更に、過去2か月分の雇用者数も大幅下方修正。その結果、9月FOMCの利上げ確率は1週間前の67%から43%に下がった。これは金利の付かない金には朗報。金価格は4150ドル前後の水準から4350ドル近傍まで急騰。 これで底値圏脱出と言いたいところだが、まだ43%の利上げ...
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金市場が身構える米経済指標・重要イベント

2026年8月7日 昨晩のNY市場で金価格はほぼ4250ドルを挟む展開であった(KITCOグラフ緑線参照)。 金価格が底値圏を本格脱出するための第一歩としては、まず9月16日開催のFOMCで利上げが回避され、政策金利据え置きとなることが挙げられる。本稿執筆時点では利上げ確率が54.5%、据え置きが45.1%。1週間前は利上げが63.4%、据え置きが42.9%であったゆえ、趨勢的には利上げ予測は後退...
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金、4300ドル接近、韓国は金ETF購入に動く

2026年8月6日 国際金価格が膠着状態からようやく脱出する兆しが見え始めた。4000ドルの大台を大きく割り込むことなく、底値圏を形成してレンジから上放れ、本稿執筆時点の6日早朝には4270ドルを付けている。この上げがホンモノか。まずは明日7日発表予定の7月雇用統計の結果次第とも言えようか。今回の金急騰の最大の理由は米国、オマーン、イランがホルムズ海峡開放に向け合意したとの報道。既に原油価格は急落...
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