豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

NY市場が警戒する「週末に何が起きるか」

2026年3月13日 今日は13日の金曜日。NY市場は警戒モードだ。特にトランプ大統領は週末に重大な投稿をする癖があると見られているからだ。それ以外にも、今週末にはイランの新最高指導者やイスラエル首相の言動も要注意だ。 今週も日本時間の週明け、NY時間の日曜夜に原油先物価格が暴騰。日経平均は記録的暴落を演じた。それゆえNY勢は今回も日曜夜は日本市場動向をウォッチするという。 しかし、金市場は蚊帳の...
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円安進行 159円

2026年3月12日 ただでさえ資源を輸入に頼る日本は構造的に円安要因を抱えていると指摘されていたが、今回のオイルショックにより円安が159円まで進行中だ。NY市場では「有事のドル買い」でドル高傾向。ここで介入に踏み切っても時間稼ぎ程度の効果で、ドル高円安の底流を変えることはできない。 金市場にとっては円建て金価格上昇要因となる。文藝春秋のYouTubeでも強調したが、今日本人が金を保有することは...
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文藝春秋PLUS YouTube新作動画後半配信、金5200ドル台に戻し

2026年3月11日文藝春秋PLUSからYouTube新作動画の後半が配信。 【金・銀・プラチナの相場展望2026】銀投資は「投資ではなく博打」|"安全資産"金はあくまで「脇役」|ウォーシュ次期議長候補と日銀"リフレ派"選出をどう見る?【豊島逸夫】 そして、国際金価格はジワリ5200ドル近傍まで回復(KITCOグラフ緑線参照)。YouTubeでも指摘したことだが、今のNY市場の、特に短期売買投機筋...
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文藝春秋PLUSからYouTube新作動画配信、イラン情勢でどうなる金価格

2026年3月10日 【イラン情勢・金価格はどうなる】金トレード歴50年の第一人者が解説|金マーケットは「二極化している」|短期・長期ダブル予想【豊島逸夫】 今朝、文藝春秋PLUSから新たなYouTube動画を配信したよ。「金のマーケットは二極化している。短期長期ダブル予測」本日午後8時からは第二弾も公開。後半のURLはこちら(https://youtu.be/_oOv-aPiaUU)の予定。 昨...
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原油100ドル突破、株暴落、有事の金買い不発??

2026年3月9日 週明け、いきなりWTI原油先物が100ドルを突破して、株価が暴落を演じている最中に、金価格は5000ドルに向け下落中(月曜朝執筆時点)。 「有事の金のドカ買いは悪魔の選択」筆者がずっと言い続けてきたことだ。本欄にも書いてきた。有事勃発時はプロの感覚で売りなのだ。 しかし、堅気の衆は有事の金買いと煽られ、結局高値掴みに泣く。もう何回繰り返されたことか。リーマンショック時も金はまず...
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有事の金か、有事のドルか

2026年3月6日 イラン有事で金価格は下がった。なんのかんの言い分はあるが、結果論として認めざるを得ない。その理由は今週本欄で2回にわたり説明した。今朝の日経新聞グローバル市場面でも大きく報道されたところだ。今日発表の雇用統計もイラン戦争前の数字だが注目される。 一方、外為の世界ではドルインデックスが上昇。「有事は金かドルか、ドルの勝ち!」と語られる。ここはYouTubeで外為代表と真っ向勝負し...
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イラン戦況悪化、金価格動かず

2026年3月5日  昨日の国際金価格は5100ドル台で大きな値動きなく推移した(KITCOグラフ緑線)。有事の金買いという買い要因と、米利下げ後退(ドル高)という売り要因が拮抗しているのだ。昨日も書いたとおり、原油高由来の物価上昇はインフレ要因であり、FRBとしては利下げする市場環境ではない。逆にインフレ再燃防止のための利上げさえ考えられる事態になりかねない。昨晩発表された米経済指標もインフレに...
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投機筋に足をすくわれたNY金

2026年3月4日 3月2日付け本欄「イラン情勢で金価格はどうなる」にこう書いた。 以下引用 さすがに5000ドル台ともなれば実需は減少。新規の買いも、これまでのような熱気は感じられない。そこに降って湧いたようなイラン動乱。本稿執筆時点(月曜昼)には5300ドル台で推移している。5500ドルが視野に入る。 但し、NY金市場には逆風も吹き始めている。ホルムズ海峡発原油高以外にも、米インフレ再燃の可能...
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中東情勢読み切れぬ市場

2026年3月3日 注目の原油価格は70ドル程度で確かに高いのだが、危機的状況とも言えない。メディアにはスタグフレーション(インフレと景況感悪化の同時進行)の可能性が伝えられるが、70ドル程度では決定打にはならない。 そもそも原油市場も読み切れず、投機筋の短期的売買で動いているのが実態だ。今回の主役の原油市場がこの有様ゆえ、脇役の金市場も有事の金買いを語る程度で方向性を見い出せない。 5200ドル...
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イラン情勢で金価格はどうなる

2026年3月2日 週末一気に悪化したイラン情勢については、メディアでいろいろ報道されているとおりだ。 問題は金価格への影響である。絵に描いたような「有事の金」。地政学的要因は短命に終わることが多いが、今回ばかりは長期化リスクもあり、例外となりそうだ。 まず戦争の長期化、更に湾岸諸国も巻き込まれ戦線の拡大。中東は「国のメンツ」が重要視され、イランも誰が最高指導者になろうと、このまま黙っているわけに...
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