豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

NY金、急落、金市場の体質は筋肉質に

2026年2月13日荒い調整局面だ。キッカケはNY株式市場でAI株が派手に売られ、「やはりAIバブルか」との認識が深まった。そこでAI株を見切り、その損失を金売りで埋め合わせる動きが顕在化。更に金売りの理由としては雇用統計以来、利下げ確率が下落したことも効いた。これは株にも金にも同時に売り材料だ。ここで重要なことは金の売り手は投機筋。確信の薄い金の買い手たちということ。FOMO、つまり皆が買ってい...
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YouTube後半配信「2030年 金1万ドルか」

2026年2月12日YouTubeの後半が昨日配信されたよ。 【2030年1万ドル】ゴールドの買い方を徹底解説!金は草食投資せよ/シルバーは「博打」/年間800tの金がETFに流入/バブル世代・氷河期世代の違い《豊島逸夫×大橋ひろこ》制作配信会社「楽待」が刺激的なタイトルを付けたけどね。内容は金投資は積立一択。草食系が王道。YouTubeにしては地味な内容をMC大橋ひろこさんと漫談した感じ。私がべ...
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インフレ頼みの高市政権

2026年2月10日 筆者は「ミナミの帝王(金貸し)」の漫画やドラマが好きだ。配偶者からは「お茶の間でそんな下品なモノ見ないで!」と怒られるので仕事場でコッソリ(笑)。特に決めゼリフとも言える「借金は消えへんで!」。これ、新政権に特に言いたい。 今朝の日経新聞朝刊1面「『積極財政』の責任 インフレ頼み、ツケ残すな」の見出しが印象的。インフレはカネを借りた方(政府)には朗報。借金の実質価値が減る。ま...
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タカイチ圧勝後の金5000ドル再突破、週末にYouTube配信

2026年2月9日 衆院選挙後、国際金価格は4960ドル台から5030ドル台まで急騰中(本日朝時点)。さすがにここまでの圧勝は想定していなかったが、高市政権のアキレス腱はやはり「責任ある積極財政」。どう言い繕っても日本の財政赤字は市場の懸念として残る。一服したとしても「薄氷の一服」と言われる。 これは金の上げ材料。でも、なぜ日本の総選挙が国際金価格に影響を与えるのか。その問題も含めて週末にYouT...
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NY筋「タカイチ圧勝は最悪のシナリオ」

2026年2月6日 昨日は超多忙でブログまで手が回らなかった。基本的に大幅下落が昨日そして今朝も続いている。筆者の見解は変わらず。 金はファンダメンタルズにいささかの変化もなく、ただ投機筋が買いのポジションをひっくり返しているのみ。筆者が本欄で頻繁に使ってきた「投機買いのドカ雪が自重に耐え兼ね、表層雪崩を起こした」という表現がメディアでは一般化しているね。 因みに、今日午後YouTubeを収録。早...
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あっさり5000ドル回復

2026年2月4日 投機筋の売り攻撃も虚しく、金価格は5000ドルを回復した。振り返れば、先週後半、相場急落から僅か6日間の出来事であった。まだ余震はあるだろうが。 今後もこのような短期乱高下は頻繁に起こるであろう。高度5千メートルの上空で、プロ同士が空中戦を演じるようなものだ。 昨日は日経平均が最高値を付けた。解説者が「貴金属価格急落で、株式市場のセンチメントが向上」と語っていたのが印象的。「金...
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連日のサーキットブレーカー発動

2026年2月3日 上のKITCO価格グラフ、ここ24時間の値動きが緑線。左のV字型急落局面(昨日午前)、大阪の先物取引所でサーキットブレーカーが発動された(過熱を冷やすため10分間の水入り)。そして、今日もほぼ同じ時間帯でサーキットブレーカー発動。今日は急騰局面。今の異常な市場の地合いを象徴するかのような出来事。 奇しくも今朝の日経新聞朝刊9面グローバルマーケット面で、「金、4兆ドル吹き飛ぶ 『...
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金価格、歴史的大変動の真相

2026年2月2日 NY金が一日の上げ幅としては史上最高を記録した後、史上最高の下げ幅を記録するという前代未聞の大変動を演じた。結論から言えば投機マネーの自作自演。上げのモメンタム(勢い)に乗って買い上げた後、下げのモメンタムに乗って売り攻撃を仕掛けた。それだけの話。以下の1年金価格グラフで俯瞰すれば、長期上昇トレンドが頭を叩かれた程度の話。 歴史的高値圏は続く。筆者がそう言い切れるのは、金価格上...
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金5500ドル近傍で、エアポケットに遭遇

2026年1月30日 昨晩、国際金価格がNY市場で5500ドルを超えたところでストンと相場が落ち、瞬間的に5100ドル台!に暴落した(KITCOグラフ赤線)。 感覚的にはいきなりエアポケットに入ってしまった如し。市場参加者は呆気にとられた。誰が何をしたのか、噂の類いは流れるが真相は不明。 とは言え、下がったものは下がったのだ。さすがに5100ドルは瞬間的に押し目買いで買われた。それゆえ赤線もV字型...
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6000ドル視野、30000円超えの急展開

2026年1月29日 昨日のNY金が急激な上昇を演じたキッカケはFOMC。日本時間早朝から始まった恒例のFRB議長記者会見。案の定、記者団からの質問は「FRBへの政治的圧力はいかに」、「次期FRB議長にひとこと」ばかり。 それに対し、パウエル議長は最後までノーコメントを通した。同氏がまともに答えれば大騒ぎになるは必定。かと言って「コメントは控える」の連続では市場の疑惑は募るばかり。どっちに転んでも...
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