豊島逸夫の手帖

  1. TOP
  2. 豊島逸夫の手帖

金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

ChatGPTに聞きました「金は下がるか」

2026年5月27日 近頃、改めて注目されている「AIに聞こう」。ちょっとひねって「金価格は下がりますか」という質問をChatGPTにぶつけたよ。答えを以下に引用。 短期では「下がる局面」もあります。ただ、2026年全体で見ると、今の市場は「大きく崩れるより、高値圏で乱高下しながら強い」という見方がまだ優勢です。特に今の金価格を動かしているのは、この4つです。*中東・地政学リスク*各国中央銀行の金...
  • 続きを読む

NY金は4500ドル台で持ち合い

2026年5月26日 イラン楽観論が市場を支配して、NY金も4500ドルで「当面」下げ止まっている。とは言え、ドル金利には上昇圧力がかかりやすく、金には中期的に下落圧力がかかりやすい市場環境。まずはウォーシュ新FRB議長のお手並み拝見かな。 今日はバタバタなので、これでおしまい(笑)。...
  • 続きを読む

金密輸激増

2026年5月25日 今日の日経新聞朝刊が「2025年度、日本からの金輸出額が4兆円を超えた。密輸された金地金の海外への流出の可能性が指摘される。」と書いた。昨年も同様の記事が出て、筆者がコメントしたので覚えている。 これは日本独自の金買い取り時の消費税還付制度を悪用したものだ。店頭買取価格には必ず「10%消費税込」の数字が提示される。そこで主として香港あたりから税関申告せずに日本へ持ち込まれた金...
  • 続きを読む

日経平均63000円、AI半導体バブルの実態

2026年5月22日 ソフトバンクグループの1銘柄だけで日経平均を500円以上押し上げている。東証プライム市場では値上がりした銘柄は全体の6割強に過ぎない。とにかくAI半導体関連の一部銘柄が相場急騰を主導している構図だ。危うい。 海外投資マネーが日本株買いをリードしているというが、実態は海外「投機」マネー=ヘッジファンドである。日本の個人投資家も参加しているというが、その実態はデイトレード。朝買っ...
  • 続きを読む

トランプ氏の一言で金4500ドル台に急反発

2026年5月21日トランプ大統領がイランとの紛争終結交渉は「最終段階」と語り、ホルムズ海峡では数隻のタンカーが通過したという報道で、まず原油価格は急落。ドル金利も急落。その結果、金価格は急反発(KITCOグラフ緑線参照)。トランプ氏の一言で「中東紛争が解決近し」などとは誰も信じていないが、投機的ヘッジファンド主導の相場では恰好の投機買いのチャンスとなる。金の空売りに走っていた投機筋は慌てて買い戻...
  • 続きを読む

国際金価格、4400ドル台に下落

2026年5月20日 金価格が4400ドル台に下落した。本欄読者にとっては「想定内」のことであろう。 下げの直接のキッカケは「想定外」。フォーチュン誌でのトランプ発言。世界的インフレ拡散環境の中で「利下げは求めない」と語ったのだ。時あたかも22日にはウォーシュ新FRB体制が発足する。世界中で燃え盛るインフレの火を浴びても、ウォーシュ氏がトランプ氏からの政治的圧力で、利下げを示唆するのではないかとの...
  • 続きを読む

金・プラチナ急落、米金利上昇で妙味低下?

2026年5月19日 今日の日経新聞朝刊の見出し。金利上昇で価格下落は昨日本欄に書いたとおりだが、「妙味低下」という表現が引っ掛かった。 短期売買益を追求するヘッジファンドにとっては、確かに妙味低下であろうが、長期投資派純金積立会員の視点では、金を安く買えるチャンスなのだ。積立していない投資家でも、金の上昇トレンドに注目している層にとっては、願ってもない「押し目買い」の機会にもなる。 まぁ記事中で...
  • 続きを読む

金、4700ドルから4500ドルへ下落

2026年5月18日 国際金価格の動きを先週5月13日(KITCOグラフ青線)、14日(同グラフ赤線)、15日(同グラフ緑線)の変化で見ると下記グラフの如く、13、14日に4700ドルから4600ドルへ、更に15日には4500ドルへ続落したことが分かる。 加えて、下記グラフのとおり、その後直近のアジア時間で瞬間的なフラッシュクラッシュの如く、4500ドルを割り込む場面もあった。 要因は世界的金利上...
  • 続きを読む

次期FRB議長ウォーシュ氏、いよいよデビューへ

2026年5月15日 やっと議会承認が終わり、6月FOMCで新FRB議長としてデビューするウォーシュ氏。本欄でも今後頻繁に出てくる名前になりそう。因みに、異例のことだがパウエル前議長もFRB理事としてFOMC参加を続ける。パウエル氏を強く批判してきたウォーシュ氏。「健全な賛成反対論の対立は健全なこと」とかわしているが、さてどうなるか。 ウォーシュ氏の立場は非常にビミョーだ。背中からトランプ大統領が...
  • 続きを読む

4000ドルまで調整説も

2026年5月13日 昨晩のメインイベントはCPI発表。結果は前年比3.8%上昇と、ガソリン価格急騰を反映して高い数字。とは言え、事前予測で3.7%を見込んでいたので、金価格は一時4640ドルまで急落したものの、その後急反騰した(KITCOグラフ緑線参照)。4600ドル台が固まり、4700ドル台へ価格水準が切り上がった印象。 だが、年内価格見通しとなると、まだまだ下はあり得る。昨日はUBSが400...
  • 続きを読む