豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

トランプ氏の一言で金4500ドル台に急反発

2026年5月21日トランプ大統領がイランとの紛争終結交渉は「最終段階」と語り、ホルムズ海峡では数隻のタンカーが通過したという報道で、まず原油価格は急落。ドル金利も急落。その結果、金価格は急反発(KITCOグラフ緑線参照)。トランプ氏の一言で「中東紛争が解決近し」などとは誰も信じていないが、投機的ヘッジファンド主導の相場では恰好の投機買いのチャンスとなる。金の空売りに走っていた投機筋は慌てて買い戻...
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国際金価格、4400ドル台に下落

2026年5月20日 金価格が4400ドル台に下落した。本欄読者にとっては「想定内」のことであろう。 下げの直接のキッカケは「想定外」。フォーチュン誌でのトランプ発言。世界的インフレ拡散環境の中で「利下げは求めない」と語ったのだ。時あたかも22日にはウォーシュ新FRB体制が発足する。世界中で燃え盛るインフレの火を浴びても、ウォーシュ氏がトランプ氏からの政治的圧力で、利下げを示唆するのではないかとの...
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金・プラチナ急落、米金利上昇で妙味低下?

2026年5月19日 今日の日経新聞朝刊の見出し。金利上昇で価格下落は昨日本欄に書いたとおりだが、「妙味低下」という表現が引っ掛かった。 短期売買益を追求するヘッジファンドにとっては、確かに妙味低下であろうが、長期投資派純金積立会員の視点では、金を安く買えるチャンスなのだ。積立していない投資家でも、金の上昇トレンドに注目している層にとっては、願ってもない「押し目買い」の機会にもなる。 まぁ記事中で...
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金、4700ドルから4500ドルへ下落

2026年5月18日 国際金価格の動きを先週5月13日(KITCOグラフ青線)、14日(同グラフ赤線)、15日(同グラフ緑線)の変化で見ると下記グラフの如く、13、14日に4700ドルから4600ドルへ、更に15日には4500ドルへ続落したことが分かる。 加えて、下記グラフのとおり、その後直近のアジア時間で瞬間的なフラッシュクラッシュの如く、4500ドルを割り込む場面もあった。 要因は世界的金利上...
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次期FRB議長ウォーシュ氏、いよいよデビューへ

2026年5月15日 やっと議会承認が終わり、6月FOMCで新FRB議長としてデビューするウォーシュ氏。本欄でも今後頻繁に出てくる名前になりそう。因みに、異例のことだがパウエル前議長もFRB理事としてFOMC参加を続ける。パウエル氏を強く批判してきたウォーシュ氏。「健全な賛成反対論の対立は健全なこと」とかわしているが、さてどうなるか。 ウォーシュ氏の立場は非常にビミョーだ。背中からトランプ大統領が...
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4000ドルまで調整説も

2026年5月13日 昨晩のメインイベントはCPI発表。結果は前年比3.8%上昇と、ガソリン価格急騰を反映して高い数字。とは言え、事前予測で3.7%を見込んでいたので、金価格は一時4640ドルまで急落したものの、その後急反騰した(KITCOグラフ緑線参照)。4600ドル台が固まり、4700ドル台へ価格水準が切り上がった印象。 だが、年内価格見通しとなると、まだまだ下はあり得る。昨日はUBSが400...
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インド、国民に金購入自粛要請

2026年5月12日 エネルギーショックに晒されているインドのモディ首相は、その対策のひとつとして、国民に1か年の金購入自粛を要請した。 インドは世界第二位の金需要国ゆえ金輸入額も大きく、国際収支赤字の要因になっている。そこでエネルギー輸入負担を和らげる一策として、金購入自粛という措置をとったのだ。 インドは金への文化的選好度が高い国民性で、イラン有事に対する金購入というより、娘の持参金としてゴー...
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マガーリの自家製生ハム完成~

2026年5月11日 お馴染み米沢の「山里マガーリ」から「自家製の生ハムができたよ~」とよだれの出そうな知らせ。シェフのタカさんが米沢産三元豚を苦心して時間かけてホンモノの生ハムを完成させた。  北イタリアで毎年ゴールドジュエリー展示会が開催されるので、筆者はそのたびに北イタリアの生ハムを食するのが楽しみだった。あれを食べると、普通の生ハムがおままごとみたいに感じられてしまう。その北イタリアで修業...
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日経平均暴騰に思うこと

2026年5月8日 日本株価が大変なことになっている。ここまでの急激な上昇を予測した株式専門家は筆者の知る限りいない。その実態は昨日本欄でも触れたように、AIそして半導体関連株。一方、39銘柄は「値下がり」した。 AIはインターネットと同じく、間違いなく世界を変えるであろう。歴史的変化を前提に、AI関連銘柄に買いが集中する傾向は、既に米国でも「異次元の株価上昇」という形で顕在化している。 とは言え...
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金、株、そして外為介入

2026年5月7日 GW前の4月29日と昨日5月6日の国際金価格を比べてみた。いずれもKITCOグラフ緑線参照。GW前はざっくり4500~4600ドルのレンジ。↓一方、GW後は4650~4700ドルのレンジ。↓この差はイラン情勢と原油価格に尽きる。GW中にウォールストリートジャーナル紙が原油200ドル説を流すと4500ドル接近。米国とイランが歩み寄りの姿勢を見せると4700ドル接近。原油価格が上が...
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