豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

ロシア中国、アフリカでの金生産狙う動き

2026年10月30日プーチン大統領が28日にモスクワでアフリカ諸国との会議を開催。AI開発協力や決済網整備を通じ、貿易額を倍増させる意向を示している。その中にアフリカでの金鉱山開発・生産援助も含まれる。今やアフリカ諸国の金生産量は年間1000トンを超え、世界の地域別でも断トツの伸びだ。歴史を辿れば、そもそも南アが世界の金生産の7割以上を占める時代があったが、今や掘り尽くされ、代わって中部アフリカ...
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FOMC通過

2026年10月29日昨晩は、ほぼ徹夜でFOMC前後の市場について、NYの連中の情報をフォローした。眠い(笑)。結果は、さすがウォーシュFRB議長。記者会見に臨み、さまざまな質問に如才なく答えていた。失言もなく、雇用安定より物価安定重視の姿勢を繰り返し語った。市場の関心は、政策金利据え置き決定に対して、FOMC中で何名の反対者がいたか。最近の言動から3~4名の利上げ強硬派が出るのではないかと思われ...
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いよいよFOMC

2026年10月28日10月FOMCが10月27と28日の2日間で開催中である。昨晩が初日。今晩のウォーシュ記者会見が最重要案件。初日の27日にはKITCOグラフ赤線の如く、金価格は4070ドルまで急騰した。そのキッカケは同日に発表された米新築住宅販売件数。販売件数は67万6000戸で前月比0.6%減であったが、市場が注目したのは販売価格。40万400ドルで前月比3.9%上昇した。この日に住宅価格...
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財政危機のフランス国債からの逃避マネー、金には来ず

2026年10月27日財政危機や暴動が続くフランスの国債からマネーが逃げ出しているが、その行く先は、債券市場内では米国債、ドイツ国債、そして何と日本国債にも。これまでの市場の常識であれば「当然金市場に逃避するマネーも少なからず」と言いたいところだが、ゴールドはスルーされている。「当面の話だが、金市場は地合いが悪い」と言われればそれまでだが、安全資産として金より国債が選択されている事実は否定できない...
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週開け、金は3980ドル台

週開け、金は3980ドル台2026年10月26日だらだら下げ続け、4000ドル大台攻防の様相であったが、週開けアジア時間には3980ドル台で下げ基調。今晩のNY市場がどのように対応するか。週末、NYの連中といろいろ話したが、結局中間選挙前でFOMCもFRB高官が公的発言を禁じられる「ブラックアウト期間」に入り、原油価格も上がったり下がったりで極めて不透明な情勢ゆえ、取りあえず金のポジションは売って...
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再び4000ドル割れの局面も

2026年10月23日本日午前中に金価格が瞬間的に4000ドルを割り込んだ。直ぐに4020ドルまで戻したが、今晩のNY市場に注目だ。ここ数日の下げに特段の理由はない。主犯はCTA(コモディティートレーディングアドバイザー)と呼ばれる超短期筋。いよいよ中間選挙、FOMCと重要イベントを控え、特に選挙は何があるか分からないので、取りあえず金のロングポジションを手仕舞い、身辺整理して臨むという姿勢だ。更...
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金、長期上昇トレンド変わらず、底値圏形成中

2026年10月22日 金に関して目立つ新規材料はない。AIバブルを嫌い、安全資産としての金を買う動きと株安を補填するための換金売りが同時進行中だ。 AI関連のインフラ投資が超巨額に達するので、株式や債券市場では流動性不足を危惧した壮絶な資金争奪合戦が展開されている。本欄でこれまでも使ってきたcrowding out現象が目立つ。 更に、米中間選挙やFOMCを控え、ポジションは手仕舞っておきたいと...
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コアウィーブ問題について

2026年10月20日 今日も日経平均は続落。AI株バブルの負の部分が嫌気されている。そもそものキッカケは、NY株式市場でコアウィーブという新興AI関連企業の大型資金調達に関して信用不安が生じ、それがAI関連セクターを揺るがす事態になったことだ。AIは将来世界を変える歴史的大変化が見込まれるので、かなりの高金利で資金調達しても、それに見合う収益が見込めるとの読みで、コアウィーブもその波に乗り遅れま...
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NY勢とホットなディベート

2026年10月19日 週末はNYの大手投資銀行主催の優良顧客向け円卓会議(ラウンドテーブル)に招待され、株・債券・外為、そして金についてホットなディベートを展開した。「ゴールド50年のプロ。豊かな人脈と情報。今やNYでもJeffほどの知見を持つ金専門家はいない。」と紹介され、照れたね(笑)。 英語でのディベートゆえ、早口で訛りのある英語が飛び交うので、とにかく言われる前に言わねばならない。日本の...
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AIセクター信用不安ジワリ

2026年10月16日 昨日の最後に言及したコアウィーブ社の信用不安が、マネーの質への逃避を誘発。同じく昨日発表された生産者物価指数が上振れしたにも関わらず、安全資産として米国債が買われたので、ドル金利は下落した。 これは金の買い要因。しかも安全資産として金自体も買われたと言っても4200ドル近くまで戻した程度ではあるが。それでも生産者物価が上昇すれば、利上げ確率も上がり、金には下げ圧力がかかるは...
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