豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

金5000ドル、銀100ドル、NY市場レーダー照射

2026年1月23日グリーンランドでトランプ氏が歩み寄り、再びTACOトレードとなり、金銀価格は若干下がったところで、猛烈な「押し目買い」の津波が市場を襲い急反騰中だ。マグマの如く蓄積している潜在的買いエネルギーの強さを見せつけられた感がある。既に金5000ドル、銀100ドルが現実的視野に入る。思うに今や、金を買うという投資行動はトランプ氏に対する不信任票と言えるのではないか。同氏の支持率は今や4...
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債券自警団、東京に上陸

2026年1月22日 今やウォール街で日本国債(JGB)がすっかり悪者扱いされ、ウォールストリートジャーナル紙が「社説」で「JGBを警戒せよとの警告を債券市場が発している」と大々的に書くに至った。 「国債を売却して財政規律に警鐘を鳴らす債券投資家(債券自警団)は、遂に東京に上陸したのだろうか。日本の40年物国債利回りは20日に初めて4%を上回った。日本の投資家が最も懸念を抱いているのは、高市首相の...
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高市首相、国際金価格を揺らす

2026年1月21日 筆者は50年、この世界にいるが「日本の首相発言が国際金価格を引き上げる」という事例は初めてだ。キッカケは「消費税減税」。高市首相も限定的ながら消費税減税の方向に舵を切ったことで、日本国債(JGB)が売られ、長期金利が急騰。この日本債券市場が発する警鐘が、米国債券市場にも響き、米国債も売られ、ドル長期金利も上昇。米株式市場も売りの反応。米外為市場はドル売り。 結局、所謂トリプル...
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NY金市場、金銀高騰の裏事情

2026年1月20日 買いが買いを呼び、売りが売りを呼び、長期上昇傾向とは言え、ボラティリティーが高い状況が展開されがちな地合いになっている。その大きな価格変動には表からは見えにくい裏事情が関係している。 人手不足だ。特に優秀なディーラーやゴールドアナリストが既に解雇されてしまった。その矢先に金ブームとなったのだ。慌てて俄かゴールドディーラーやゴールドアナリストを株や債券部門から人事異動で間に合わ...
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グリーンランドを巡り、欧米同盟国と米国に亀裂

2026年1月19日  週明け、いきなり金急騰。4600ドル後半。4700ドルも視野に入る展開。要因は、週末にグリーンランドを巡り、欧州諸国が米国領化を明確に拒否。アングロサクソン系で最も米国に近いはずのイギリスまで批判的姿勢。 金投機筋は反発の機会を伺っていた矢先のことゆえ、恰好の新規買い材料となった。更に、金高値圏で空売りしていた投機筋も多く、彼らは損切り買い戻しを強いられた。KITCOグラフ...
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銀について亀ちゃんと池ちゃんと三者鼎談

2026年1月16日 恒例の三者鼎談が昨晩行われた。今回は特にシルバー。いずれYouTubeで来週にでも公開予定。更に日経マネーで掲載予定。楽しかったよ。銀大好き派の池水氏。懐疑的な亀井氏。「銀は博打」、「シルバーはシンデレラメタル」と断言する豊島。それぞれ思いの丈をぶつけあった。公開時にはブログやXで告知するからお楽しみに。 なお、報道ステーションの銀特集に筆者が出演した際のコンテンツは以下のと...
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報ステで銀の話、直前に90ドル超え

2026年1月15日昨日(1月14日)午後に報道ステーションから電話が入り、「今晩、銀の話を入れたいので取材したい」とのこと。勉強熱心で感じが良い担当者だったので、電話でいろいろ話した。それをボードに手際良くまとめてオンエア。昨晩と言えば、トップニュースは何と言っても解散総選挙伝達。まぁ、銀の話など後半のおまけ程度と思っていたら、2番目のニュースでいきなりシルバー。関心度の高さを改めて感じた次第。...
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日本は解散総選挙、海外はパウエル訴追とイラン

2026年1月14日 連日、日経平均と円建て金価格の史上最高値更新が続いている。銀価格の上げっぷりも凄まじい。 日本人投資家の視点では、高市政権の積極財政(バラマキ?)を歓迎して株価が上がっているが、債券市場は日本国債売りに拍車がかかり警報を発している。10年物国債の利回りが27年ぶりの高水準とされる2.180%まで急上昇しているのだ(債券は売られると利回りは上がる)。積極財政による財政赤字を懸念...
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連休に、何か大事が起きる

2026年1月13日 年末年始の相場激動に続き、今回の3連休中にも衝撃の出来事が。パウエルFRB議長が改修工事を巡る虚偽証言で、司法当局から捜査開始されたとFRBのホームページで、しかも動画で怒りの語り口。トランプ氏の介入に、遂に「切れた」様子が生々しい。それにしても日銀のホームページで植田総裁がブチ切れるようなもの。以下がその動画。Statement from Federal Reserve C...
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米国公的金準備1兆ドル突破、評価替えで米公的債務返済に充当も

2026年1月8日 米国は8千トンを超える公的金準備を保有している。この金塊は多くの国と異なり、中央銀行ではなく、政府(財務省)が直接保有している。FRBは財務省の保有量に対応する「金証券」を保持し、代わりにドルを政府に振り替えている。問題は、その振替にあたって適用される公式評価額は、19年に議会が定めた1オンス=42.22ドルを基準値にしており、その結果110億ドルに留まる。 そのような状況下で...
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