「きんじとう」と読みます。そもそも「金字」とは、金泥で書いた文字、あるいは金色に彩った文字のことを指す言葉ですが、「金字塔」となると全く別の意味になります。金の字形をした塔、すなわちエジプトの砂漠に点在するあの巨大なピラミッドのことを表わしています。「金字塔を打ち立てる」という風に使い、なかなか成し遂げられるものではない「不滅の業績」の比喩として用いられるのが一般的です。
それにしてもこの「金字塔」には、巨大なピラミッドがたやすく建設できるものではないこと、金が不滅の金属であることの、両方の意味を含んでいる絶妙なネーミングだと思いませんか。