2005年01月06日
正月を挟んで金価格は急落した。海外は425ドルまで下げ、国内も正月休みの間に50円前後下がっている。理由はドル反騰。特にユーロの軟調が(対ドルでも対円でも)顕著である。ドル円の動きも激しいが、ドルユーロほどではないので、結果的に円建て金価格は海外金安を素直に反映した数字となった。
しばらく調整局面となろうが、長期上昇トレンドは変わらない。年末年始にかけて米国"双子の赤字"が改善した兆候は見られないし、イラク国内選挙も引き続きどうなるか不透明である。中国では年末になって金融監督庁が大手商業銀行に対し金売買を許可した。金自由化は粛々と進行している。さらに年末にか けてドイツが第二次ワシントン協定一年目の金売却予定数量を120トンから8トンに変更した。金買い材料には困らない。
年明けは、アジア中東の現物買いが待ってましたと集中しそうである。底は浅いだろう。