豊島逸夫の手帖

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マーケットは激動の連休

2010年5月6日

連休は相場漬けとなった。ツイッタ―で呟きっぱなしだった。

ギリシア支援策でIMF/EUが合意したところで、目先の好材料出尽くし。緊縮政策に抗議する大規模デモの映像も流れ、アテネ炎上という感じの切迫感。

NY株急落。商品急落。ユーロ暴落。ドル高。債券高(質への逃避マネー流入)。金は1150─1190のレンジで動いたが、結局1175ドル近辺で一段落。Resilinent=しぶとい。やっぱり信用不安が効いている。

プラチナが修羅場と化した。これまでの相場にドカ雪みたいに積もった投機玉の山が、狭い劇場内で非常口に殺到する「劇場のシンドローム」。今日の東工取も修羅場になりそう。(なにも出来ず、イライラ見守るだけかもしれないけど。)

さて、筆者のマーケット全体の見方。

皆が異口同音にリスク回避と言い始めたので、selling climax=売りのクライマックスかと。Sell in Mayの出方がフライング気味に早まった感じ。喉元過ぎれば、またリスク意欲回復とか言い始めるよ。

目先、米雇用統計に注目。

2010年