2010年6月24日
上海から羽田へ。上げ潮経済から引き潮経済へ戻る。インフレ懸念で金が買われる国から、デフレでキャッシュねん出のため金が売られる国へ帰国。盛り上がった気分が盛り下がると同時に、日本人として若干のジェラシーを感じてしまった。
人民元のその後の動きは「上海からの人民元レポート」に現地で書いたとおり、当局に人民元をマーケットに晒す気がないことを裏付けた。介入当局も投機筋の動きをけん制するために、時には人民元売り介入するかと思えば、時には人民元高を放置するなど、色々考えている様子。
そして昨晩のFOMC。米国経済のデフレシナリオを示唆するような声明文のトーン。物価指標も住宅関連指標も、そして欧州経済も、鈍化傾向を示している。そうなれば当然、超低金利政策が、さらに長期化は必至。金の世界から見れば、FOMCが金価格長期上昇トレンドを追認したような印象を受ける。
美国(米国)経済、且欧州金融体系健康状況令人憂慮
金価格の足元の動きは、
国際金価短銭反弾(投機筋の短期的買い戻しで相場反発 かな)
さて、今日は日経CNBCのデリバティブ番組で、中国報告やります。午後5時過ぎと8時過ぎから。
それから今週発売の日経マネー最新号のP20-21の連載コラムでは「性善説か性悪説か 欧米の金融規制に泣く人 笑う人」と題して書きました。(650円払って買って読んで、アンケート葉書に感想も書いて送ってくださいね! 笑)