2010年9月22日
日本時間朝3時過ぎのFOMC声明発表直後から、金価格がスルスル上昇を再開。1290ドル水準も一時は突破する局面も。いよいよ1300ドル大台が見えてきた。
外為市場ではドル円が85円ラインの攻防までドル安が進行。ドルユーロも1.32までドル安ユーロ高。NY株も声明直後は60ドル高まで行ったのだが、その後失速してしまった。債券は米国10年債が利回りベース2.70%から2.57%まで急騰。
声明文にサプライズはなかったのだが、必要とあれば更なる金融緩和、と改めて明記されて金市場は、もうこれで上を試すしかないと踏ん切りつけた感じ。
日本は為替介入、非不胎化で実質量的緩和。ECBはアイルランド国債買い支えなどで、こちらも実質量的緩和。そして米国も追加的量的緩和の構え。今日のFOMC声明でもインフレが適正水準より低いと明記されたことは、政策当局の懸念の対象がデフレに傾いているわけだが、そのデフレ懸念がインフレ政策をもたらすので金が買われるという展開だ。
日経マネーナイト開催の9月24日に1300ドル突破などという事態にもなりかねないね。