豊島逸夫の手帖

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0.41%、20,000、500bp、そして$1300

2010年9月28日

FTのThe Week in Numbers に出ていた数字。
0.41%、20,000、500bp

0.41%とは、記録的低水準に急落した米国2年債の利回り。QE2=量的緩和第二弾の可能性が高まる中で、投資家が米国債へ殺到。FRBが米国債を買い支えてくれるので買い安心感がある。
20,000は、インド株への資金流入急増の結果、インド株Sensex指標が大台突破。
500bp(=5%)は、拡大するアイルランドCDSスプレッド。

なるほど、それで、コラムには出ていなかったが、金価格1300ドルとなったわけだ。

短期的には、昨日も述べたように投機筋の売り手仕舞いが見込まれるが、中長期的なトレンドは、主要国の量的緩和観測、新興国経済そして欧州財政不安の3つのマクロ経済要因により変わらず。

なお、米国人個人投資家に大人気のクレーマーおじさんが金について語る。↓
http://www.cnbc.com/id/39381330

"$1300 is not a top."
主に新産金が増えないという供給サイドの議論。
こういうコメント見ていると、金市場内部は買い越し残高膨張により警戒感強いが、外から金を見ている金融証券の人たちには、まだまだ新規マネーが流入と見て強気が多いように思える。

2010年