豊島逸夫の手帖

2010年6月18日

ユーロの心配が和らげば、米ドルのほうが心配になる。米ドルに明るいニュースが出れば、ユーロのほうがやっぱり心配になる。昨日は米国に心配な経済統計が出たので、ドル安、ユーロ高で金上昇。ユーロ安、ドル高ならソブリンリスクで金買い。

ユーロもドルも心配なくなるのは、いつの日か。その日まで、金長期上昇トレンドは続くのだろう。しかし、短期的には、割高感を感じる。

明後日、日経プラスワンフォーラム大阪、来週末は、同、東京。日経プラスワンの直前に金価格が高値をつけるというジンクスは、今回も生きていた。ここ数年、こういう廻りあわせが続いているので、日経プラスワンでは、釘刺しジェフ発言した記憶しかない。そこだけ見れば、万年弱気みたい。たまには下げ相場のときに、強気の話をしたい（笑）。

明後日、大阪セミナーの後、関西空港から上海出張。中国情報をツイッターで呟くよ。中国はツイッターがダメなんだけど、前回、抜け道を発見しちゃったのだ。

来週発売の日経マネーの連載コラムは、金融規制の問題をやさしく解説。一般誌では、サピオなど、珍しい雑誌にも。