豊島逸夫の手帖

  1. TOP
  2. 豊島逸夫の手帖
  3. バックナンバー
  4. 9月9日 新著出版"金に何が起きているのか"
Page917

9月9日 新著出版"金に何が起きているのか"

2010年9月7日

917.jpgあさって新著が出版になります。目次は以下のとおり。

第一部 金を見る目を養う

1.金価格高騰はバブルか
金は究極のバブル? バブルの境界線はどこに。

2.国際経済不均衡から見えてくるもの
国際経済不均衡の根源、国際通貨制度の行く末、時系列的検証―リーマンショックからギリシア危機まで、米国発リーマンショックと異なるギリシア危機

3.ドル高でも金高の謎
通貨不信での金高騰、 ユーロとドルがはらむ構造的問題

4.金を通して日本を読む
日本人と金、株→金から国債→金へ、機関投資家の参入

5.中国の底堅い需要
肌で感じる中国のバイタリティー、中国の金解禁、中国の外貨準備と金準備増強

6.金価格上げのシナリオ、下げのシナリオ
コモディティー系と通貨系の共存、デフレでなぜ金が上がる?

7.プロトレーダーの頭の中
プロの世界にある"常識"、プロが個人投資家に思うこと、初心者のための金の買い方の勘どころ

8.プラチナを見る目
プラチナと金の違い、カギを握る南アフリカの政治、プロでも一筋縄にはいかない

第二部 金の基礎知識

1.拡大する金の需要
投資需要―宝飾品需要を上回る規模に成長、宝飾品―大需要国インド、中国が追撃、 携帯電話やインフル検査薬にも使われる

2.金の生産、保有
金の生産―中国が南アフリカを抜いてトップへ、 リサイクルー価格高騰で過去最高水準に、金の公的保有量―欧州が減少、新興国で増加傾向

3.金の歴史
ツタンカーメンの棺から金本位制まで、ブレトンウッズ体制から変動相場制へ、世界的インフレと"有事の金"、低迷期から過去最高値へ

4.金投資の方法
金地金の売買、金貨投資、純金積立、コツコツと、ETFとコモディティー投資信託、先物投資―ハイリスク ハイリターン型の取引

5.金価格の変動
金の市場と価格決定方法、金価格の上昇、下落要因、原油と金の値動きの違い

6.プラチナの基本
プラチナの需要、プラチナの供給、プラチナの歴史、価格動向と変動要因、プラチナ投資の方法

実際に売買してみる

以上です。

前著は執筆中にリーマンショックが起き、今回は執筆中に欧州財政危機が悪化し金価格史上最高値突破という巡り合わせ。価格も仕事量も「急騰」して出版予定が大幅に遅れましたが、完成にこぎつけたのは日経(現)金担当記者、村上史佳(ふみか)さんの全面的協力のおかげですホント、感謝です。

なお、筆者は、明日から、またまた中国出張。
今回は興味深い話題があるので現地からレポートしますね!

2010年