豊島逸夫の手帖

2011年2月25日

今朝４時頃、そろそろ仮眠しようかと思っていたところで、モニター画面見ると、スルスルと金、銀、原油が下がっている。金は１４１５ドルから１３９５ドルまで、銀も１ドル以上急落。

何事かと見れば、マーケットにカダフィー暗殺の噂が流れている。米国経済チャンネルでも、breaking news＝速報でテロップで流している。どうみても根も葉もない噂と分かりつつも反応してしまうマーケット。ロングしている連中も神経質になっているのだね。本欄で再三指摘したように、地政学的要因の陳腐化は早いから。

中東関連が囃される限り、このような乱高下＝ボラティリティーは覚悟すべし。

さて、今朝は眠い目をこすりこすり出社。これからポール・ウオーカーとの対談（日経ムック用）だ。まだ顔がむくんでいるな（笑）。今回のトピックはシルバーについての予定。