豊島逸夫の手帖

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ひっこみ

2011年9月29日

"ひっこみ"メルケルと"出たがり"サルコジの仮面夫婦

今日は、ドイツ議会がEFSF(欧州金融安定化基金)機能拡充について議決する日。
今のユーロ危機の根源的問題は、"ひっこみ"メルケルと"出たがり"サルコジの性格不一致にあると、今週発売の日経マネー本誌"豊島逸夫の現場発 国際経済の見方"に詳述した。ぜひお読みいただきたい。

金価格は、昨晩再び40ドルほど下げ1600ドルへ。
"想定内の調整"と、今朝 ジムロジャース氏がメールでよこしたが、1600ドル台の調整局面となりそう。上値圏では先物市場で逃げ遅れた人たちの戻り売りが待っているからだ。これが一巡すると上値もかなり軽くなろう。

さて、今週は新事務所開設準備に充てるはずが、相場の大変動で足元の仕事が急増。電話などインフラ整備が予定より大幅に遅れているが、なんとか10月3日開業には滑りこめそう。
鮨評論家としては、眼下に見える築地市場の場外の鮨屋巡りが、最大のモチベーション(笑)。ミッドタウンの虎屋までも大江戸線で一本で行ける。ガーラ湯沢往復するのにも東京駅が近くて便利。どうも事務所設定の判断基準が"食いもの&スキー関連"にバイアスがかかっていることは認めざるを得ないね。

今朝は、フジテレビ めざましテレビで、中国現地取材の金特集やりました。映像で改めて"中国の熱い金買い"と"日本の粛々とした売り戻し"の対比を見せつけられた感じ。私が事務所でカメラ取材に対し長時間語った"欧州債務危機"などの部分は、数秒にカットされ放映。いつものことだけど。やはり 語り尽くすにはセミナーしかないと再確認。まずは、広島セミナーで語り、完全燃焼を目指す。

2011年