豊島逸夫の手帖

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ビートルズ世代のバーナンキはツイスト好き

2011年9月22日

ビートルズ世代のバーナンキはツイスト好き?

FOMC声明直後から金は急落。再び1800ドル大台割れ。
2000ドルが視野に入ってから、マーケットは やや息切れ気味だ。

しかし、今回のFOMC声明で FRBは"2013年半ばまでゼロ金利継続"を再確認している。「あと2年間、ゼロ金利という追い風が吹き、金価格は高値圏を維持する」というFRBの"実質保証"に変わりはない。金利を産まない金は、ゼロ金利ゆえ買われている面が強い。
それでも昨晩20ドル以上急落して1780ドル台まで下がったのは"噂で買ってニュースで売る"という展開であろう。日経電子版"金のつぶやき"に詳述したが、ツイスト オペ開始宣言は想定内である。
このニュースによる投機筋の売りが一巡すれば、FRBの2年間賞味期限保証が、ジワリ効いてくる。
下値では中国インドの新興国買いも活発だ。

なお、ツイスト オペは長期金利を引き下げるかわりに短期金利を上昇させる効果があるので、ドル金利上昇-ドル高を誘った。これも商品売りの要因になっている。ドル短期金利が上昇傾向になると 円高の進行にもブレーキがかかるは必至。
QE(量的緩和)はドル安材料であったが、ツイスト オペはドル高材料。同じ追加的金融緩和策でも、外為市場の受け止め方は全く逆だ。興味深い。

ツイストというと、昔流行ったダンス。そしてビートルズの名曲 ツイスト&シャウト。それが2011年になって金融市場の流行り言葉になるとは思いもしなかった。でも考えてみればバーナンキさんもビートルズ世代か。金融市場では1961年にツイスト オペが実行された歴史がある。そのとき株は下がった。要は効果無しということだね。

また、プラチナと金の価格逆転現象も続いている。
欧米債務危機が悪化すると、経済有事の金は買われるが、プラチナは景況感悪化で売られる。当面、この流れは続きそう。但し、市場規模の小さいプラチナが、金の"引力"に引っ張られ連れ高になる局面も想定される。金プラチナ同時高、しかし金価格>プラチナ価格というシナリオである。過剰流動性相場の様相が強まる時に起きやすい現象だ。

さーて 昨日の"独立宣言"後、ツイッターでは実に多くの応援twitが入り感激!心強かったです。まぁ、例によって自然体で肩の力抜けて、好きなようにやってゆきます。

それにしても昨日の嵐は凄かった。出先で動けず孤立状態。仕事の話に気を取られて、脱出が出遅れました。高層ビルが地震のように強風で揺れて気持ち悪かった。
夜10時過ぎに運転再開した超満員電車で、ほうほうのていで帰宅。風呂入って、ばたんキュー爆睡。と思ったが、深夜FOMC直前に目ざまし時計抜きでも自然に目が覚める。我ながらプロだね (笑)

というわけで、今日は寝不足。夜はWGC東京のスタッフたちが送別会やってくれる。昼は相変わらず虎屋。すっかり馴染みになり、常連客扱い。今は、栗粉餅が季節で絶品!
明日からの三連休は、スキーシーズンに備えカラダ作りの自主トレ。独立して、冬は越後湯沢のリゾートマンションの一室にブルームバーグ引いて、昼はスキー、夜はNY市場にドップリ浸かるのが夢だったから。それがいよいよ叶いそうでワクワク。

2011年