2011年6月30日
QE2終了を一つの要因として売られてきた貴金属だが、いよいよ終了となる前夜となり急反騰した。とくに景気敏感メタル=プラチナ、パラジウムの上昇が目立つ。金も1510ドル台まで戻している。
もちろん1500ドル割れは新興国が予定通り買い支えたのだが、QE2終了の要因に関しては「噂で売って、ニュースで買う」パターンで動いている感じだ。
マーケット全体を俯瞰すると、債券市場で米国債が売られているのが目につく。利回りが2.9%台から3.1%台にまで上昇中だ。Risk offモードから Risk onモードに転換している証でもあろう。
株も商品も同時高。
ギリシア緊縮案可決の材料も効いているが、欧州財政問題は単に先送りされたにすぎず、またすぐに蒸し返してくるは必定。
季節柄、取引量の薄い時期に入ってきた。値だけ飛ばすことも多かろう。連日うだる暑さゆえ、あまり入れこまず軽く流してゆきましょう(笑)。
私もまだカラダがいきなりの猛暑に慣れず、さすがに書くピッチが落ちてます。更新間隔も空いてるし。やっぱりスキー好きだから、寒冷地仕様にカラダが出来てるのかな...。今年は夏休みにニュージーランドでスキーを夢見ておりまするが...。
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