豊島逸夫の手帖

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金1500ドル

2011年4月20日

48時間ほど、大台つけるのか、つかないのか、やきもきさせて日本時間昨晩1時頃、NY先物価格6月限ベースではあるが、1500ドルをほんの瞬間タッチでつけた、というか、触れた。スポットでは、offerの片足だけつけたが売買は出来ていない。まぁ、そんな細かなことは、どうでもよろしい。

結局の決め手は、昨日本欄で書いたS&P社の米国債格付けとギリシアだった。ただし、この高値圏では現物需要がついてこない。まだまだ固まったとは言い難い。リサイクル売りがボチボチ。まだ高値期待で、ドサッとは出てこない。登山で云えば、頂上が見え始めた頃合いにドサッとくるもの。

マーケットも、ここで調整売りが入ったほうが健全なのだが。このまま突っ走ると後の谷も深くなるだけ。相場は「◎◎すべき」という価値基準では動かんからねぇ...。

1500ドルということで、テレビ東京系列(地方の方はBSジャパン)で、明日21日木曜日ニュース・ファインの午後3時50分くらいからと、来週25日月曜日早朝のモーニング・サテライトに生出演します。

それから4月24日から日経WEB版のマネーページが全面刷新され、そこで毎週更新の新コラムを担当します。「金のつぶやき」(仮題)だと(笑)。さっそく1500ドルで上がる要因、下がる要因などまとめて、さきほど書いたところです。まぁ、ブログよりは、ちょっと気取って書いたかな...。

同じく日経WEB版の「金投資入門」というコーナーでは、初心者向けの話をしています。時節柄、金に関する情報が盛り沢山のマネーページになりそう。

それにしても、いろいろ書くにあたって材料には困りませんね。次から次へと新たな事象が出てきます。アドレナリン出っぱなしで、少々疲れ気味なので、週末は博多でうまかもん喰って、くつろぐつもり。セミナーも、くつろいで話すつもり(笑)。

2011年