2011年12月21日
ドイツの景況感指数好転、スペイン国債利回り急落、そして米国住宅着工件数急増と3拍子揃ったところで、実質クリスマス休暇入りの欧米市場では株も金も値を飛ばした。
しかし超薄商いゆえ、下値は依然脆弱。
クリスマス休暇前にここまで反発すると、休暇後に投機筋が売りを仕掛けやすくなる。
価格が徐々に戻したところで、NY先物がドーンと売ってくるのはよくあるパターンだ。上げはじっくり。下げはドーン。
クリスマス、正月を挟んでのタイミングで、欧州ソブリン債の再格下げ発表でもあると、再びリスクオフ・モードに逆戻りとなろう。
金価格は1620ドル台まで戻しているわけだが、依然、歴史的高値圏に変わりはない。
ヒストリカル金価格グラフ見ても、最近の棒上げはまさに垂直に近い角度。こんな上げがこのまま続くと考えるほうが楽観的であろう。かりにこのまま上げが続けば、それこそバブルで逆V字型の展開になるは必至。ここは調整が必要だ。
http://www.kitco.com/charts/historicalgold.html
※上記URLを開き、右下にある"MULTI YEAR GOLD"の2000-2011にチェックを入れてから、"View Charts"ボタンを押すと、グラフが表示されます。