2007年5月18日
欧州出張から昨晩帰国。ロンドンから更新しようと思ったが、ホテルのインタネット使用料1時間4000円とあるのを見て、めげた。地下鉄もコーヒー代も1000円、タクシー5分程度乗って3000円、同僚の通勤定期月額70000円、医者診療代一回30000円だそうな。とくに通貨安国からの旅行者の悲哀を実感。あらためて通貨安国に住む日本人は高い原油を買っているのだとも実感。輸入インフレという言葉の意味も実感。
さて、足元の相場は657ドルまで続落。ドル高(対ユーロ、対円とも)に反応した金安。珍しく"市況の法則"どおりの展開である。
金ETFも583トンまで減少。今月に入り600トンの大台から段階的に減ってきた。5月決算のヘッジファンドによる益出し売りが続いているようだ。
Sell in May and go away. これも"市況の法則"どおりの展開か。しかし、需給ファンダメンタルズは堅調が確認されている。一昨日ロンドンにて発表された需給四季報の主な数字は以下の通り。
四半期ごとの宝飾需要の推移(トン)
|
2006 Q1 |
Q2 |
Q3 |
Q4 |
2007 Q1 |
インド |
99.4 |
127.3 |
127.8 |
167.0 |
147.0 |
中国 |
71.8 |
62.5 |
67.3 |
73.5 |
89.1 |
中東 |
71.7 |
75.8 |
77.1 |
71.7 |
77.4 |
|
2006 Q1 |
Q2 |
Q3 |
Q4 |
2007 Q1 |
新産金 |
573 |
597 |
644 |
656 |
580 |
ヘッジ |
-143 |
-139 |
-59 |
-32 |
-90 |
公的売却 |
93 |
117 |
61 |
52 |
95 |
スクラップ |
303 |
329 |
235 |
242 |
251 |