2006年11月16日
GFMS・WGC共同集計の最新世界金需給統計がロンドンで発表された。主な内容は以下のとおり。
注目の実需だが、インディケーターである主要国の宝飾需要の推移は以下のとおり。
―インド、中東、中国共通の現象として、8月までは静かであったが、9月に入り600ドルを割り込むや、にわかに店頭は活況を呈した。インドでは、多くの宝飾店が2週間で3か月分売り上げたとの報告も。10月に入り、600ドル以上の価格水準を徐々に受け入れつつある段階とのこと。中国では、内陸部に宝飾需要の成長が徐々に浸透。中東では、サウジで株暴落による負の資産効果が尾を引く。
05Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 06Q1 | Q2 | Q3 | |
インド | 167.6t | 236.5t | 114.2t | 68.8t | 99.4t | 127.3t | 127.8t |
中国 | 62.8t | 55.4t | 59.8t | 63.4t | 64.3t | 54.5t | 60.4t |
中東 | 101.5t | 103.2t | 89t | 69.5t | 72.4t | 76.1t | 81.3t |
米国 | 62.7t | 60.2t | 77.8t | 148.4t | 59.5t | 54.2t | 71.2t |
―宝飾全体としては664トン。前年同期比では1%微増。