豊島逸夫の手帖

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金、2000ドル台から反発

2024年1月19日

案の定2000ドルを割り込むことなく、2020ドルを回復している。昨日は1月7~11日の米失業保険申請件数(解雇数)が18.7万件と、9月以来1年4か月ぶりの低水準になった。労働市場の強さが意識され、利下げを材料に上がってきた金には逆風となるはずだった。確かにこの統計発表直後は金価格が急落したのだが、後場になり反騰して2020ドル台を回復した。

そのキッカケがアトランタ連銀のボスティック総裁発言。インフレが順調に減速しており、7-9月期には利下げも視野に入ると語った。利下げ時期が年後半に後退しているが、とにかく利下げを前提とした発言ゆえ、投機買いの連中が格好の買い材料に仕立て上げた感はある。

マーケットとは勝手なもの。

なお、円は148円台。米国債利回りは上昇。相関関係もバラバラ。

2024年