豊島逸夫の手帖

2024年3月22日

やっとＮＹ金が下げた。大した下げではないけど。

今回の下げは発表された経済指標がいずれも良く、金には下げ材料となったからだ。最近には珍しく理屈どおりの値動きと言える。

まず、２月の中古住宅販売件数は前月比９．５％増と市場予想（１．３％減）に反して増えた。
２１日発表の週間の新規失業保険申請件数は２１万件と市場予想（２１万３０００件）を下回った。これは解雇数が減ったことを意味するので、労働市場の底堅さが意識された。

フィラデルフィア連銀が発表した３月の製造業景況指数はマイナスに転じるとの市場予測に反してプラス圏を維持した。

米Ｓ＆Ｐグローバルが発表した３月の購買担当者景気指数（ＰＭＩ）で製造業指数は１年９か月ぶりの高水準だった。

これだけ良い指標が重なると、さすがに金買いは減る。一過性の金価格下落だけどね。
為替面は１５１円台で、ＦＯＭＣ後も円安拡大中。

まぁここまで円建て金価格が上がったら、金を売って海外旅行にでも行ったら？私は新しいゴルフクラブを買うよ。金何グラムくらいかな（笑）。

そう言えば、純金名刺を何枚か持っているのだけど、これ１枚１万円以上となったね～。
台東区では地元の宝飾業者がコストアップで泣いてるよ。