2024年8月6日
昨日も述べたが、円キャリートレードの巻き戻しで巨額の損失を抱えたヘッジファンドが、追加証拠金支払いのため保有ゴールドを売却するという事例が出始めた。
但し、特に経済危機のような有事ではない。
過去の事例では、この種の換金売りが短期的下落局面の最終段階で顕在化する。
振り返れば、植田日銀総裁が追加利上げを示唆しただけで、日経平均が過去最大幅の暴落を演じ、金もその余波を受けたというわけだ。
円高に振れたので円建て金価格は下落した。
本日は日経平均もさすがに反発しているが、日本人投資家はあっけにとられて傍観するのみ。相変わらず海外勢が短期売買で日経平均を「おもちゃ」にしている。外国人投資家から見れば、東証改革とか何とか言っても、日本株市場は所詮中小新興国並みと手厳しい。
新NISA初心者組は「やっぱり株は怖い」と傍観するのみ。
政府主導の「貯蓄から投資へ」運動も庶民に根付くにはまだまだ時間がかかりそう。
さて、今週の札幌は涼しいのをとおり越して寒い時間帯もあるくらい。その中で筆者は一人相場大波乱に熱くなっている次第。
明日7日のワールドビジネスサテライト(WBS)にリモート出演予定。ずばり「どうなる金価格」。但しオリンピック中継次第で飛ばされるかも~。