豊島逸夫の手帖

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バイデン見切り80%に

2024年7月4日

ウォールストリートジャーナル紙は、バイデン現大統領が年齢的に2期目を務めるのは無理と判断する人たちが8割を超えたとする世論調査の結果を発表。

更にNYタイムズは、バイデン氏が側近に撤退も考慮と伝えたと報じた。ホワイトハウス報道官は猛烈に否定している。
市場は5日にABCテレビに生出演予定のバイデン氏の言動を注視。
因みに4日は米国独立記念日で休日。3日のNY市場は半ドンであった。
やはり24年後半のマーケットは米大統領選が最大変動要因になりそう。筆者は既にこの1か月かけてNY市場に「政治に強い」市場情報筋との関係確立に動いた。人的ネットワークの構築は時間もかかり手間取ったが、早速今朝は朝5時にリモートで対話した次第。

政治要因は金融政策のように利下げ0.25%とか数字で確認できる話ではないので、中期的展望が必要となる。日々の短期価格変動も投機筋はあれこれ囃すが、自分に都合の良い「ポジショントーク」或いは「自社の公的見解」に終始する事例が多いので、振り回されぬように心掛けているところだ。

足元では昨日薄商いの中でISMサービス業景況感指数が好況・不況の境目である50を割り込み、米国10年債金利が4.45%から4.35%にストンと急落。NY金先物は30ドル以上急騰。2360ドル台を回復。これはあくまで休日前の短期的価格変動。ドル円は161円台。162円接近の場面も。

今後はFRBの金融政策とイエレン財務長官主導の米財政政策と複眼構造で見る必要がある。後者の注目点は24年米財政赤字が2兆ドルを超えるか否か。トランプ大統領当選と上院下院共和党過半数のシナリオだとトランプ減税が再び本格化して、財政に歯止めが効かなくなろう。米国の借金証文である米国債の格下げも視野に入り、金はリスクヘッジとして買われやすい政治環境となる。今朝は上記のNY筋とこのような議論を交わした次第。

それにしても札幌とNYをダイレクトに結び仕事ができるので、酷暑の東京を避け業務効率も上がる。サッポロサテライトオフィスは正解!
昨日は散歩中に池のそばで鴨の家族と遭遇。かわいいのなんのって(笑)。仕事が無味乾燥なマーケットだけに癒されるねぇ。

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夜はYouTubeで細川たかしの若いころの「心残り」やら「北酒場」を聞いたり、福山雅治はかっこいいなと見たり。細川たかしは華やかなりし頃のススキノのグランドキャバレー(今や死語となった昭和の社交場)のビッグスターで、おひねりだけでも山のように飛んだものだが、全国メジャーでデビュー。あの頃のステージをYouTubeで見るとあれはもてたよ。今の彼は見たくないけど(笑)。
歌の世界については乃木坂46とか日向坂46とかアイドル系は全く分からず。AKO47(赤穂義士)なら詳しいけどね~。
そう言えばススキノの景気がイマイチのようで、因みに北海道のゴルフ場も思ったほどの来客はないとか。外国人観光客は多いけど富良野とかヒラフとかショッピングとかに散っている。
というわけでウォール街とススキノを結ぶ日々を送っている次第であります。

2024年