豊島逸夫の手帖

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ロイター調査、ハリス氏 44:42 でリード

2024年7月24日

米大統領選はメディアも金融業界もハリス支持に回るところが多い。今朝はロイター電が「ハリス氏44対トランプ氏42」と発表。トランプ嫌いのエネルギーをハリス氏が一気に集めている感あり。政治献金もジョージ・ソロス氏とかカリスマ投資家が行っている。
フーム、ひょっとしたら、ひょっとするかな。

NY金はどちらに転んでも上がると筆者は予測している。
どちらの候補もバラマキ全開になるは必至。財政赤字は膨らむばかり。
ドル円も日米金利差縮小で155円まで「円高に振れた」とされるが155円で円高かね~。トランプ氏でもハリス氏でもインフレ必至なのでFRBは利下げできない。

そもそも日本企業が海外で稼いだカネを本国に戻さず(レパトリせず)、海外への投資に回してしまう傾向。日本には魅力的投資先がないのだね。日本人投資家も株に投資するようになったが海外モノが人気で、ここでもジャパンマネーが国外に逃避している。
沈みゆく円の構図は変わらない。

さて、今日の写真は厚岸の牡蠣。ぷくぷくで旨い。
3940a.jpg3940b.jpg今朝は朝っぱらからNYのヘッジファンドから電話。日本株・ドル円の議論。行きがかり上8月にはNYに行かねばならぬ情勢。金についても別件で、今のNY市場で金は原油専門のコモディティーアナリストの片手間仕事になっているようなため、「がっつり、きっちり現地NYで金の話をしてくれ」と頼まれた。もちろん英語。
かくして筆者ももはや日本ではなくNYで仕事する流れ。米国は金についての知見などの知的財産をきっちり評価してくれるから、フィーも日本と比し2桁違う。日本は「顧客サービス」程度の扱いだからね。こういう流れで日本から頭脳流出が起こっているわけだ。

2024年