2024年4月22日
やはり金は有事になると売り圧力が強まる。もちろん中東リスクの不透明感が下値を支えているが。引き続き2400ドル前後の値固め時期。
2024年はまだ4月。まだ8か月残っている。上げ続ける相場はないから、本欄に書いてきたとおり2500ドルが上値とみる。
ここのところ本格的調整局面を見ていないので、プロの視点としてはどうもしっくりこないね。
中東リスクはさまざま報道されているが「混沌」の一言。確かなことは世界中誰一人、中東情勢の今後を見抜ける人はいないということ。こういう地政学的リスクは陳腐化も速い。
なお、ドル円は155円突破しそうな様相。日銀の利上げと言ってもFRBのような0.75%3回連続などという芸当はできない。0.25%やるか否か。それだけでも日経平均は暴落するから、植田日銀総裁が「利上げの可能性が非常に強まった」と英語で発言しても大した利上げはできないことを市場は見抜いている。片やパウエルFRB議長は年内利下げ見送りかも。やっても1回。結局日米金利差はさほど縮まない。