2024年8月29日
本日は最近セミナーなどで聞かれる疑問のいくつかに答える。
・NY先物金買い残高が900トンを超えて最大級に膨らんでいる。これが相場の重しにならないか?
確かに潜在的売りエネルギーが溜まっている。臨界点に達すると表層雪崩的に売り手仕舞われる可能性はある。
但し、そこで下がったところは買われるであろう。その理由は今回の金上昇相場がさまざまな複合要因の上に成り立っているから。日替わりメニューの如く買いの材料が出てくる構図だ。一過性の上げ相場ではない。
・インドが金輸入関税を引き下げと聞いたが実需は増えるか。
インドの金輸入は密輸も多く、規制をかけるとサプライチェーンはアンダーグラウンドの世界になる。膨大な国境線、海岸線を持つ国ゆえ取り締まるのは不可能。堂々と密輸で金が入っている。そういう国ゆえ関税が上がろうが下がろうがあまり関係ない。これは筆者のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)時代の経験による。
・円高が続き円建て金価格は上がり難い状況が続くか?
これは円相場観による。筆者はご存知のように筋金入りの円安派ゆえ、いずれ円建て金価格にも為替面からの上げ圧力がかかると見ている。とは言え一時のような連日の国内金価格史上最高値更新のような極端なケースは期待しない方がよい。そう全てが都合良くゆくものではない。
・金高騰によりポートフォリオの中で金の割合が30%を超えてしまった。ここはリバランスすべきか。
これはその人の資産保有額による。お金持ちならほったらかしで良いと思う(恐らく相続が重要であろうから)。
一方、普通の人は金の割合を15%程度まで減らすことも考えてよい。子供の教育費、住宅購入、或いは老後が近いなどの理由があれば、金とはまさにそのような状況を視野に買い増してきたものゆえ売って生活に役立てるのが本筋。その後お金に余裕ができたらまた買い始めても遅くない。
さて、今日の写真は千歳近くの厚真の親戚の農家から差し入れてもらった超新鮮な野菜の数々。
パリパリのレタスはドレッシングなど何も使わず、そのままむしゃむしゃ食べるとレタスの甘さが口の中に広がり絶品。都会では絶対体験できない野菜本来の味、うま味だね~。
トマトは朝採れをその場でトマトジュースにしてくれた。これがまたまたトマト本来の甘さだけで、これまで味わったことのないもの。24時間以内に飲めとの指示であったが10分で飲み切ってしまったよ。
それから可愛い花は何だと思う?オクラだよ。これがまたまた、そのままオクラをかじるだけ。
とにかく差し入れられた野菜を全てそのままひたすら食する。これぞ贅沢の極みであった。