2024年11月12日
NY金は2600ドル近辺まで急落した。米国ベテランズデー休日で商い薄い日が狙われた。筆者もここまで弱気ではなかったな。
基本的にはドルインデックスが105を突破した「ドル高」が要因とされるが、筆者はビットコインの暴騰が影響していると思う。デジタルゴールドとも言われるビットコインをトランプ氏は規制緩和する予定ゆえ、所謂「トランプトレード」に乗っている。トランプ大統領のお墨付きがあれば、機関投資家や年金基金も参入しやすくなる。その結果、米国でも多くの若手の投資家が金からビットコインに乗り換えている。ビットコインは数時間で1~2割価格が変動するほどボラティリティーが高いので警戒する人も多い。とは言えファンも多い。
金暴落の内部的要因としては、2700ドル以上で金を買った人たちが慌てて見切り売りに走った。短期投機筋の動きだ。まだかなりの高値掴みがNY金市場内で置いてけぼりにされている。専門的に所謂「しこった」状態だ。相場の形は悪い。
筆者はこの2週間ほど弱気っぽいことを書いてきたが、個人的には2600ドル近辺で底打ちと見る。
但し、逃げ遅れた人が多い「しこった」状態なので、回復には時間がかかろう。
とは言え、2600ドルってとんでもない歴史的高値圏だからね。
2800ドルを見てしまって、皆が3000ドルの夢を見たから、2600ドルと言うとえらく下がったという印象を受けるだけ。
長期的上昇トレンドは微動だにしない。心配無用。