豊島逸夫の手帖

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NY金2400ドル台乗せ

2024年7月12日

米CPI減速が明らかになり、同統計発表直後からNY金は2400ドル超に急伸。
ドル円は介入もあり、一時は157円台までの円高。

日本の介入担当金融当局の諸氏もパウエル議会証言を見ていたようで、市場の流れが9月利下げ→円高へ短期的に傾いていることを察知したのか。円安に一石という意味ではマーケットの空気を読んだ適切なタイミングと評価する。但し介入効果はやはり限定的で、前回同様「モグラ叩き」に終始しよう。ユーロ市場にも介入する兆し。

更に円高を嫌う日本の株式市場は本稿執筆時点で日経平均1000円安。これから日本企業の決算発表が始まるので、投機筋は取りあえず調整売りで身辺整理という流れ。基本的に筆者の日本株も上昇との読みは全く変わっていない。

超円安・物価高騰が消費者の台所を直撃する中での日本株上昇は「実感なき株高」の危うさを伴う。こういう時こそリスクヘッジの金が存在感を強める。

なお、NY市場の人たちと話していると、やはりトランプリスクを意識した金買いが目立ち始めた。昨晩も「私の推しはゴールド」と語る仲間が目立った。彼らの多くは「アンチゴールド」だったので時代の流れの変遷を実感するね。とにかく現状で金について悪く言う人は「絶滅危惧種」化しているよ。筆者の立場としては、こういう追い風が吹いている時には淡々粛々と金に関する事実だけをセミナーなどで語っている。これが一番説得力があるのだ。

さて、今日の画像はハタハタの揚げ物。漢字で魚の神様「鰰」と書く。そもそも秋田名物とされるがここにも温暖化や海流変化現象が見られるようだ。

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そして筆者の第二の故郷福島に出向き、山奥の親友宅で「ブルーベリー」狩りをやってきた。今年はサクランボが不作だがブルーベリーは豊作。厚真のハスカップも福島のブルーベリーも北海道のギリシャヨーグルトと食すると最高の組み合わせだぜ。

3934a.jpg3934b.jpg今月は新千歳→羽田→NYの出張も控え、資料作りに余念がない日々。

2024年