2026年8月19日

昨晩はNYの連中とZoomで、あれこれと金価格動向について意見交換した。
いろいろな見方はあるが、ほぼ共通しているのが短期波乱、長期上昇というシナリオ。
筆者は短期筋の投機的売買で日々乱高下を繰り返しつつ、徐々にレンジの底値を切り上げるという見解を述べた。
これに対して異論もあった。公平を期すために紹介しておく。
曰く、「Jeff、チャートで見ると、まだ下値調整は終わっていないよ」。
底値確認とは言えない、3500ドルまでは見ておく必要はあろう、上値の抵抗線も4500ドルから4900ドル程度のラインに存在する。
4500ドル以上に到達するとは思うが、その前に未だ3500ドルまで下がる可能性があるというわけだ。
この見解でも長期的には上昇を見込むが、それまでのプロセスが様々な要因により、ボラティリティーが激しくなるというわけだ。
テクニカル派らしいコメントだと思った。5400ドルから一気に3900ドルまで急落する金相場だからねぇ。
筆者は敢えて見解が異なる市場参加者と諸々議論するように努めているよ。
特にNY市場の最前線で売買している連中が語る生々しい実態を聞けるのも「年長者」の特権。
NYのトレーディングルームに顔パスで入れるのも「特権」。
「顔認証」不要(笑)。
プロ野球で元監督や現解説者がベンチに自由に出入りしているのと同じ感じだね~。
日本では差し詰め「あざっす!」だが、NYでは相変わらず「Hi,Jeff!」。高校野球みたいな上下関係はない。当方もその方が、気楽だし本音で話せる。
こういう経験を積み重ねてきたから、日本人投資家がやたらに理屈っぽいとも感じる。とにかく起承転結、辻褄が合わないと納得しない。これって受験教育のせいかと思っている。
先日も後輩のアナリストから「豊島さん、私の見解をまとめました。是非読んでください!」と自慢げに言われ、目を通した。
なるほど整然とした論文だ。
この話のオチは数日後、彼から電話があり、私が「良く書けているね~」と誉めたところ、「ありがとうございます!それで私は売ればよいのでしょうか、買えばよいのでしょうか」。
相場に正解など無いと割り切っているNYの連中との対比が鮮明であった。
さて、昨晩の我が家の夕食は東京ではあり得ない御馳走だったよ。ホタテと北寄貝とツブ貝のパスタ。余計な味付けせず、素材の味の自然の出汁。そして厚真産のカブに魚とエビのカルパッチョ。魚介類は、デパ地下で閉店間際に半値で調達(笑)。料理上手の奥さんが手際よく作ってくれた。
東京の最高級イタリアンレストランでも、これほどの新鮮な素材調達は無理。
札幌生活、やめられないよ~。

