豊島逸夫の手帖

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「フランス財政危機」はどうなる

2026年10月7日

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フランス国債が(或いは「も」と言うべきか)市場で材料視されている。
結論から言えば、ギリシャ危機の再来ではない。
たまたまフランスの予算審議が紛糾する中で、極右政党のルペン党首が勢力を拡大しているので、政治的脆弱性により、財政赤字膨張を抑え込めずにいる。市場目線では世界的に先進主要国が財政不安に陥り、各国で国債が売られ、長期金利が上昇するという現象が顕在化していることが問題であり、その恰好の事例としてフランスに視線が集まっているわけだ。

従って、特に金価格への影響も指摘されてはいないが、米国、日本、フランス、ドイツ、イギリスなどの国々が、同時進行的に財政問題を抱えて、解決の目途が付かない事態がボディーブローの如く、金価格の下値を支えていると言ってよかろう。

欧州については、EUが財政規律に関して、ギリシャ危機の教訓で域内国への規制を強めていることが安心材料だが、EUの規制をそのまま受け入れれば、国内景気を冷や水というリスクがあることがジレンマと言える。結局、有力な解決案が見えない中で、国内選挙結果などで国債が売られる状況が続きそうだ。

株式市場は、楽観論で育つから「ばらまき財政、大歓迎」。対して債券市場は悲観論で育つから財政規律を厳格に分析する。そして金市場も悲観論で育つと言える。

さーて、昨日は札幌から帰って初の盛り場外出。場所はフォーシーズンズホテル東京大手町。若手たちとアフタヌーンティー。
それにしても、久しぶりに丸の内や大手町を歩くと「人酔い」するね(笑)。
景色も札幌駅のJRタワーホテル日航札幌の36階から見る雄大な北海道の景色とフォーシーズンズホテル東京大手町の最高層階から見る関東地方、そして富士山、足元には皇居の景色の違いを鮮明に感じた次第。

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2026年