豊島逸夫の手帖

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円建て金価格下値の目途

2014年1月31日


今朝の日経新聞商品面に私の金価格コメントが紹介され、年末まで1100ドルに下落も、という見出しになっています。
国際金価格についてのインタビューだったので、国内価格には話が行きませんでしたので、円建て金価格について、補足しておきます。
1100ドルになるときは、ドル高・円安のピークの時となるでしょう。瞬間的に1ドル110円から120円程度の円安もあり得ると思っています。昔からの読者はご存じのように、私はずっと円安派ですからね。
そこで、NY金価格が1100ドルのときの円建て金価格を想定してみると、
1ドル=110円で グラム3890円(販売価格と買取価格の中間値)
1ドル=115円で グラム4067円
1ドル=120円で グラム4243円
となります。
円建てでは、底値圏と見るわけです。


また、インタビューでは長期の価格見通しも聞かれませんでした。
これもブログ読者はご存じのように、私は、東京オリンピックの2020年までにはグラム7700円という、自分としては「控えめな」予測を打ち出しています。
短期弱気、長期強気のスタンスに変わりはありません。

2014年