2014年5月2日
恒例のトムソンロイターGFMS社のゴールドサーベイが発行された。今年の表紙はエベレストと富士山の半分が金で覆われている合成写真。(前にも載せたパンの写真の横に映っているので、また添付した。)
注目の価格予測の骨子は以下の通り。
―2014年のレンジは1100-1400ドル。年平均価格は1225ドル。
―1200ドル前後では、強い現物需要あり。生産コストも最新の2013年ベースで1205ドル。リサイクルの売りも、そこまで下がると鎮静化する。従って1100ドル台はオーバーシュートと見る。
―上値は、リーマンショックのような経済危機の可能性は薄いので、2011年の高値が2014年に再現ということは考えにくい。
ということで、私がムックやセミナーで語ってきたこととほぼ同じだね。
ブログでは、1200ドルに近づくと「私も金を買っています」と書き、1300ドル台半ばでは「私は金を売ります」と書いてきたが、それと同じ相場観だね。
7月7日に東京でGFMSセミナーが開催され、GFMSのチーフアナリストと私と檀上でパネルディスカッションやるので、そこで深堀りしたいと思う。(昨年は私も英語でやって、全部英語になり、同時通訳がついてこれなかったから、今年はせめて私は日本語で喋ろう 笑。)
なお、GFMSレポートは円安による円建て金価格浮揚効果については、当然のことながら、触れていない。