豊島逸夫の手帖

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1ドル80円説が話題に

2014年2月18日


金価格は1320-30ドル水準まで続騰。
年初から上げが続いて、ゴルフに例えれば、1番2番ホールと立て続けにバーディーがきた感じ。これは80前後で廻れるかな、と期待したけど、結局あがってみれば、100叩いたと言う経験を何度したことか(笑)。
プロのシニアゴルファーが、いきなり開幕初戦で優勝したような感じもある。
対して、本命といわれた円安・日本株買いのほうは、期待の松山選手が、初戦は下位に終わったような感じかな。。。
まだ、2014年も1カ月半経ったくらいだからね。先は長いよ。
いきなりバーディー発進となると、後半の大たたきが怖い。
ゴルフコースのコンディションは、金に限っていえば、2014年は雨模様だからね。


ところで、昨日日経電子版に出た記事で「6年後に再び1ドル=80円台」という警鐘」という原稿が話題になっている。
日経編集委員が書いた記事だけど、元になっているのは、大和総研の中期予測。
大和総研といえば理事長は武藤敏郎さん。元財務官僚で、黒田さんより、日銀総裁候補としては有力視されていた人物だ。しかし、アベノミクスとの整合性では黒田さんの考えのほうが適任という配慮だったのだろう。
その武藤さん率いる大和総研が、日銀の円安政策に、一言述べた感じかな。
実質実効為替レートとか購買力平価に基づき、「理論ではこうなるはず」というドル円レート予測だ。
これは、宗教みたいなもので、信じるか否かは個人の自由。


ちなみに、私は、少子高齢化で公的債務1000兆円をかかえる国の通貨価値が他通貨に比し高くなる状況が想像できない。
私の周りの日銀財務省OBたちが退職金で円より金を買いたがることのほうが、私にとっては、はるかに説得力ある。背筋もヒンヤリするけどね。頭のよい彼らが、2020年に80円の円高を信じるなら、そんな金買い行動など絶対しないでしょ。

2014年