2014年6月2日
先週、日経からエコノミスト・アンケート調査票が廻ってきて、回答しておいたら、土曜日に下記のようなまとめが出ていました。
要は、12年5月~11月の景気後退期と、12年12月~の景気回復局面を名付けるとどうなるか、という設問。
私は、前者は分配型不況と名付けました。
民主党の成長より分配偏重型の政策と、その分配が、たこ足配当の「分配型投信」を連想させたからです。
後者は、ただアベノミクス景気ではつまらないので、AKB景気としました。
アベノミクス(A)による株高(K)が資産効果を産み、物価(B)が上昇に転換した、という意味です。
12年のミニ景気後退、エコノミスト10人が名付けると? |
|||
12年5月~11月の |
12年12月~の |
||
一橋大 |
小塩隆士氏 |
アベノマエ不況(手詰まり不況、閉塞感不況) |
アベノ景気(マインド先行景気、先食い景気) |
野村証券 |
木下智夫氏 |
いつのまにか不況 |
アベノミクス景気 |
法政大 |
小峰隆夫氏 |
超短期不況 |
アベノミクス景気 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
嶋中雄二氏 |
欧州債務危機不況 |
アベノミクス景気 |
みずほ総合研究所 |
高田創氏 |
世界経済変調不況、世界経済日本化不況 |
アベノミクス景気 |
三井住友アセットマネジメント |
宅森昭吉氏 |
超円高不況 |
アベノミクス景気、日本再興景気 |
豊島&アソシエツ |
豊島逸夫氏 |
分配型不況 |
AKB景気(A=アベノミクス、K=株価上昇、B=物価上昇) |
慶応大 |
土居丈朗氏 |
政権弱体化不況 |
アベノミクス景気 |
第一生命経済研究所 |
永浜利広氏 |
欧州債務不況 |
アベノミクス景気 |
早稲田大 |
若田部昌澄氏 |
民主党旧日銀不況 |
アベノミクス景気 |
元記事は
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS3006A_Q4A530C1000000/?dg=1
ただ、その景気回復感が、まだ多くの国民まで浸透していないですね。
「私の給料は未だあがらない」とか「残業代ゼロまでゼロになる雇用改革」などと語られます。
そんなおり、テレビ朝日の長寿討論番組「テレビタックル」から出演の依頼があり、近々収録があります。ビートたけし、阿川佐和子、大竹まことなどのタレントがずっと出ていますよね。今回のお題は「景気回復ってホント?」。
二人の国会議員(与党と野党)が、レギュラー陣からの、素朴な疑問に答えて、私は、中立的な行司役、という設定らしい。
言いたいこと言ってきます。どこまで編集されるか分からないけど。
放映は6月9日なので、私は欧州出張に出ていて見れません。局からDVDで貰うことにします。
先週は、週刊東洋経済からも「ガイジン投資家の日本株買い」について詳細な取材がありました。
株が再び上がり始めると、途端にこういう取材が増えますね~。