豊島逸夫の手帖

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金価格、3900ドル台の攻防

2026年11月4日

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その後の金価格は投機的展開。3900ドル台前半で推移している。
背景の長期的上昇要因は変わらず、ひたすらプロ同士売った買ったの空中戦だ。
投機筋の中には、4000ドル以上の金買いポジションを未だ抱え込み、売り逃げ遅れた連中が多く、金価格が反騰する局面が来ると、ヤレヤレとばかりに売ってくる。これが相場の「しこり」となっている。

まぁいずれにせよ、やらせておけばいい。
堅気の衆は、彼らの派手な動きに一喜一憂せず、地味に草食系投資に徹することが重要。
相場本格回復は来年にずれ込みそうだが、2026年の相場上昇が速すぎたのでスピード調整。

積立組にとって4000ドル割れは安く多く金を買えるタイミング。
中国やインドでも今年は実需が伸び悩んだが、ここに来てこれまで高値で買い控えていた金製品購入を増やす動きが顕在化しよう。
中国人民銀行など公的セクターの買いは安定している。

米中間選挙については、どちらが勝っても米ドルの基軸通貨としての価値希薄化は変わらず、ドルへの不信任票として、じっくり金を買う動きも変わらない。日々の取引では、レバレッジ売買する先物投機の動きが目立ち、現物買いは地味だ。前者がゼロサムゲームだが、後者は買った現物がしっかり残る。

以前紹介した大阪の旦那衆のつぶやきが刺さるねぇ。
「絵は燃える、器(うつわ)は壊れる、女は逃げる、金は残る」。大震災を体験した骨董好きの嘆き。
こんな時にしみじみ思い出されるよ(笑)。

なお、金価格本格反騰のシナリオは米国のインフレが粘着質でしつこく続き、物価上昇が個人消費を萎えさせる展開。そうなるとFRBも物価安定重視優先とばかりは言っていられなくなり、雇用を守るための利上げ中止、或いは利下げへの転換さえ視野に入るシナリオ。

なお、民主党勝利でAI規制が強まり、株価は急落となると、マージンコールで金を換金売りする短期的現象も頭に入れておこう。
中間選挙について今日大きな動きが出れば、X@jefftoshimaに書き込むよ。

2026年