2026年10月20日
今日も日経平均は続落。AI株バブルの負の部分が嫌気されている。
そもそものキッカケは、NY株式市場でコアウィーブという新興AI関連企業の大型資金調達に関して信用不安が生じ、それがAI関連セクターを揺るがす事態になったことだ。
AIは将来世界を変える歴史的大変化が見込まれるので、かなりの高金利で資金調達しても、それに見合う収益が見込めるとの読みで、コアウィーブもその波に乗り遅れまいと動いた。
何やらドットコムバブルを想起させるような流れだ。因みに同社は元々仮想通貨セクターの企業だ。
この問題については、NY勢とのホットなディベートで議論された。
結論から言うと、ジャンク債級の格付けで信用度が低い企業が、債券自警団により淘汰された事例と見る。同社発行の社債が、債券市場では買い手がつかず、利回りが異常に高い水準になったということだ。
見方を変えれば、この現象はコアウィーブ社が債券市場の容赦ない拒否反応を受けたということだ。債券自警団とは債券市場が信用度の低い企業を懲罰的に拒否することを意味する。
中長期的な視点では、これは健全な調整局面だ。
AIバブル破綻を債券自警団が未然に防いだとも言えよう。
なお、信用不安により投資マネーが安全資産の米国債と金に逃避している。
しかし、AI関連の巨大なセクターの中では、一時的な現象と見る。
筆者は金の応援団だが、常に冷静なマクロの視点で金に不利な事態を無理に正当化することはしない。