豊島逸夫の手帖

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ドル建て金価格下落と円安進行のスピード競争

2013年1月28日

国際金価格は1660ドル割れへ急落。しかし、円安も91円台へ進行。
前にも書いたが、円建て金価格は「上げやすく下げにくい」。これまでの円高局面では、海外で上がっても為替で相殺されると言われたが、全く逆の展開になってきた。
海外で安いのは、米国経済好転=ドル金利高=ドル高予測。そしてインドの金輸入規制(関税4%→6%へ)など。
そして、プラチナは1690ドルと堅調。
金プラチナは順ザヤ傾向。
要は、世界的に景気に薄日がさしてきたので、不況に強い金は売られ、景気敏感なプラチナは買われ、という様相。
但し、為替円安要因が強いので、為替次第だね。だから、このブログでも為替関連の記述が多くなる。

なお、本欄1月8日付け「2013年世界のリスク JIBs ご用心」で書いたJIBsが今朝の日経国際面で詳しく説明されています。
金小売価格が32年振り高値ということで、今週はテレビ生出演が3回。
本日1月28日 日経CNBCデリバティブ番組(本日、日経テレビ番組欄で紹介)
2月1日 テレビ東京 Mプラス・ニュース(午後遅く)
2月2日 テレビ東京 マネーの羅針盤(昼12時過ぎから)
それから、週刊エコノミスト臨時増刊「日本経済2013」に執筆
先週の週刊新潮では「金プラチナ再逆転」について、単独記事が出ました。
総じて、一般メディア報道が始まると、一相場終わりなんだけどね(笑)。出るころには下がってる。事実、海外は下がってきた。ただ、円安は未だ続行モメンタムあり。

なお、2月15日午後に東京商工会議所主催のゴールド・セミナーで講演しますが、場所は浅草ビューホテル。会員限定ではないオープン形式なので、誰でも参加できます。2時間タップリあるので、じっくりお話しします。↓
http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-46855.html

(或いは 東京商工会議所 セミナー 豊島逸夫 で検索)
実は、今日も、2時―4時で東京商工会議所講演やるのだけど、これは会員限定。終わって日経CNBCスタジオへ5時までに滑り込み(汗)。

そして日中関係も変化の兆し。
豊島逸夫事務所の中国関連業務も再開した。
今週は、FOMC雇用統計もあり、ぶっちゃけ、頭の中がウニ状態。どこから手を付けていいやら。。。。こういうときは虎屋で血糖値上げて、頭の回転も上げるのだ(笑)。

2013年