2013年8月15日
ヘッジファンドは3ヶ月に一回、運用保有銘柄一覧をSEC(米国証券取引委員会)に発表する。日本時間今朝、2013年6月末現在の残高がSECホームページに開示された。
それによると、最大の金保有ファンド、ポールソン&カンパニーが以下のように金保有を減らした。
3月末 3,372,810,000ドル相当
6月末 1,219,073,000ドル相当
トン表示にして、約65トンから約31トンに減少ということになる。
更に、ソロスも3月末は約1.5トンの金を保有していたが、6月末ではゼロになっている。
昨年から金ETF残高が急減して話題になっていたが、その売り本尊は主としてヘッジファンドのようだ。ということは、浮動株主が売って、年金基金などの安定株主が残ったことになる。
なお、ポールソンは、最近の記者会見で、不動産関連に投資していることを語っている。また、同ファンドが高級ピアノ・メーカーのスタインウエイを買収したことも明らかになっている。