豊島逸夫の手帖

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金プラチナ値差拡大

2013年8月9日

プラチナのほうが金より高い「順ザヤ」に戻って、その値差が200ドルに接近するくらいに拡大してきました。金が1310ドル、プラチナが1490ドルという水準。
足元でプラチナが急騰したのは、例によって、南ア鉱山ストライキ。かねてから本欄でも書いてきたように、年に数回、南アがらみのサプライ・ショック(供給サイドの要因)でプラチナ価格が急騰しますが、一過性要因です。毎日、南アで鉱山ストだと囃して、買われ続けられるものではありません。早晩、解決、或いは、材料として陳腐化します。だから、中期的には吹き値売りのタイミングになります。
値差が200ドル近くになるという現象も、そろそろ値差拡大のピーク近し、という感じですね。
夏休み期間中なので、商いは極端に薄いです。
ですから、値動きも荒くなります。
市場の流動性が戻れば、いずれ縮小するでしょう。

なお、長期的には、景気回復期に入り景気敏感メタルのプラチナが面白いと思っています。
昨日も、中国の輸出入データが好感され、特にメタルの輸入が増えていることも上昇要因になっていました。ただ、今朝発表された中国物価データでは、卸売物価指数が前年水準を下回る傾向が続いています。まぁ、中国のマクロデータはアテにならないけどね。

2013年